No.1795.cool mind
豪雨に晒された街 雨に濡れて一人
やり場のない 悲しみに支配され
歩く事もままならず 瞳の色も消えた
アルコールの味も臭いもわからなくなって
自問自答した記憶すらなくしていた
粘ついた蜘蛛の糸に絡め取られたように
身動き一つ出来ずに深みにはまる
苦痛と苦悶に彩られた視界
増えるのは煙草と倦怠感
心の底まで冷え込んで停まっているだろう
痺れ始めた指先 びしょ濡れのままで
行き場のない 寂しさを抱え込んで
生きていたいのだろうか それさえもわからない
無茶を重ねてズタズタになり擦り切れ
自己崩壊はじめた魂の残り火
感覚のなくなった手足がふやけはじめた
進む気力も削げ落ちて崩れてゆく内面
苦痛と苦悶に彩られた視界
増えるのは煙草と倦怠感
心の底まで冷え込んで停まっているだろう
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