No.1590.ウトウト

肌に刺すような寒さに顔をしかめて

太陽睨みつけた


指先に感じた柔らかさ

ほんの一瞬で消え去り

無垢なる鎖にからめとられた


ギトギトしてる指にまとわりつく

懸念したとおりに分裂

雑念ばかりに流されウトウト


声にならない痛みに悶えた

月光あび続け

頬にふれた温もりの熱

すっと瞬間なくなり

無垢なる鎖にからめとられた


ギトギトしてる指にまとわりつく

懸念したとおりに分裂

雑念ばかりに流されウトウト

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