No.1492.Wing
昼休み 携帯の電源いれたら留守電が二件
ひとつは母親からだったけど
無言のもうひとつは誰だったのか
とりとめもなく 考えてみたけど
心当たりもないな
明日には君は旅立って
新しい街で可能性求めて
楽な道じゃないだろう
疲れた時は帰って来ればいい
少し休めばまたはばたけるさ
時折みせた憂いを帯びた視線
もどかしさの中でいらついている
そんな感じにも見受けられた
何を求めて何を欲していたんだろうか
はてない先に君がみていたものは
まじわらぬ 白日の昼夜浴びても この時は変わらない
グラスに注いだスコッチにうつっている
不毛なる弱りきったテスタメント
そこはかとなく 抱きしめてみた
朦朧とした意識化
本当はとめたかったのか
それすらもわかりえないこのソウル
きっと楽な道じゃないだろう
疲れた時は帰って来ればいい
少し休めばまたはばたけるさ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます