No.1475.彩られて熔けこんで雑ぜ合わされて

確かなものは何もない

あるのは煌びやかな残り香


失くした現実は戻らず

明日は闇に包まれていて


哀しみと悲しみの旋律

空は悪魔色に

僕は小豆色に

彩られて熔けこんで雑ぜ合わされて


おかしな日々はいつまでも

握り締めて手にしたのは憤怒


おとした翼は腐れて

孤独の底は息苦しい


憎しみと愛しさの戦慄

土は天使色に

君は道化色に

彩られて熔けこんで雑ぜ合わされて

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