No.1460.無人の家

そこには誰もいない

残ったのは焼け焦げたフィラメント


幾年月も過ぎてないのに

もう遠い昔の事のようで

なんだか淋しい


君と二人夜をともにした時は

朝まで体を暖めあった

いつも恥ずかしそうに

少しうつむいていたね


そこには誰もいない

残ったのは焼け焦げたフィラメント


忘れ去られて memory of

遥か彼方の現実で

とっても虚しい


鳥が鳴き陽を向かえて目覚め

また今日という一日が

静かに始まり告げる

遠き未来はみえない

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