No.1410.Shake

窓の遥か遠くに見える

フランスパンのような雲

見続けて視界に入った鴎


十七時の鐘が鳴り

ふと我に帰った今


長い記憶の中で

魂の底から震える


君の言葉にかげりを感じて

恥からわれていく顔

いつまでも涙飲み込んでばかり


六月の終わりになり

ふと我に帰った今


長い記憶の中で

魂の底から震える

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