No.1254.まもなく冬は去り春が来る

まもなく冬は去り 春が来る

季節的にはそんな時期


最後のあがきで後一回位

猛吹雪は来るかもしれないけど

この心に根ざした氷の刃

これは一体 いつとけるのか


閉じられた扉を覆いつくしたまま


まもなく冬は去り 春が来る

いくら叫んでも届かない

青い球が輝く程に辛い


寒さが強くなり強固になってく

拳を突き立てても皮膚がやぶれ

血がぽとぽとと 滴り凍る

内側からは壊す事叶わない


まもなく冬は去り 春が来る

いつか俺にも 春が来る

いつか俺にも 春が来るのだろうか

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る