No.1055.そしてまた繰り返す過ち

不信感だけが募る昨今

右足首がやけに痛い


ふいに届いた手紙ももどかしい


かすかに闇に聞こえる溜息

やわらかい風が吹き

寂しげな笑顔が浮かぶ

そしてまた繰り返す過ち


不明瞭な記憶の産物

勘違いしそうな瞳

やけに甲高いあえぎが木霊する


ほのかに匂う不思議な感覚

むずかしい想いの先


寂しげな笑顔が浮かぶ

そしてまた繰り返す過ち

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