No.1041.終点

月の灯かりに照らされ

伸びたのは二枚の翼

腕を天に掲げ

重力にひかれ落ちてゆく


その先に待つのはなんだろう

誰が決めたわけでもない

自らが選んだ終点


君の微笑みに焼かれ

呻くのはみだらな感情


口をへの字に曲げて

悲哀に満ち溢れてしまう


その先に待つのはなんだろう

誰が決めたわけでもない

自らが選んだ終点

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