No.1035.やがて土と還る
爪の隙間から流れ出る血をなめ
死んだ魚みたいに濁った瞳を抉り出す
喪失した記憶すら忘れて
やせた体はぼろぼろ
黒ずんだ微粒子身に纏い
やがて土と還る
鼻にきつい臭い漂い
問答無用に斬りつけ傷つけまくる
分裂した人格求めて
はねた言葉はくたくた
黒ずんだ微粒子身に纏い
やがて土と還る
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