No.992.ダンシングマリオネット

しみったれた幻想に 酔いしれて

シャンパングラス かたむけて 香り楽しむ

メビウスの輪 作り上げるように

連鎖してしまいそう


難解な問題は後回しにして

そのうち すっかり記憶から消え去る


淀んだパルス うちまくって

数打ちゃ 当たりもしない


どっかの丘の上に 置き忘れたマルス

その事も どっか吹っ飛んで ダンシングマリオネット


醜態を晒した夜は気が狂い

ディープなくちづけの後はもう止まらない

服の下の乳房を鷲づかみ

途中で止められ

そんなことがありゃ もやもや うずうず 悶え

それからはじまる 不満の破壊音


磨いたカオス ふくれまくって

邪念の芽が そそりたっちまう


どっかの丘の上に 置き忘れたマルス

その事も どっか吹っ飛んで ダンシングマリオネット


目覚めとは裏腹な 欲望の性

気付いた時には 時既に遅すぎだからか

瞳のなかの 奥底は すでにがらんどうだった


やりきれない敗北の瞬間

乱れた言葉で

気遣いの影も どこかに 寄り集まって逃げた

果たして ほんとに 罪なのか罰なのか


はだけた フォース 弱りはじめ

無限の悪夢が突き刺さる


どっかの丘の上に 置き忘れたマルス

その事も どっか吹っ飛んで ダンシングマリオネット

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