No.917.遺伝

リアルな質感の肌触りに飛び起きても

所詮は妄想の産物の延長

いつもと何もかわらない


公園で雪と戯れる子供達

ほほえましいね でもなぜかほほえめない


たばこに火をつけて 煙くゆらす

また 凍りついたまま 何もできないのか

また 過去に囚われて何もできないのか


ヘビーな頭痛の来襲で飛び跳ねたが

痛みが電撃の痛恨の一撃

いつまで軋み続けるか


草原で僕をみつめてる聖少女

可愛らしいね でも欲望が芽を出す


たばこに火をつけて 煙くゆらす

また 凍りついたまま 何もできないのか

また 過去に囚われて何もできないのか


生まれ死にゆくまで人は人と交わり続け

新たなる足跡刻み続ける

神様が決めたのかわからないけど

脈々と受け継がれてきた遺伝子

あの娘に恋しているこの僕もまたおなじ

結末は誰も知らないし決まってもいないのかも

いくつもの可能性が存在して

波の重なり方で変わってゆくのかな

戦いははじまったばかりで平和が来るのはずっと先かも

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