No.773.BOILEMAKER

モルトウイスキーにビールを注いで

琥珀色の香りと味を楽しむ


霧晴れぬままの午後

妙に突っかかってきたのはなぜ


きつい冗談に苦笑い

未だに誰に本気になっているかわからない


宙ぶらりんだから 揺らいでしまいそう

ボイルメーカーをまた飲み干す


帰り際偶然にあったのかな

そう思っていたけど考えてみれば

わざとらしい素振かも


まるで待っていたかのように 二人

笑いながら 歩いていたな


出口間際にいた 同僚達にカップルみたい

異様な光景なんて言われてしまったけど


ボイルメーカーをまた飲み干す

君の仕草が行動が僕を掻き乱す

そしてボイルメーカーをまた飲み干す

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