No.768.浮浪者

肌が焼ける程 内側も黒くなっていく

眠れないだけの地獄噛み締めて

話してる事も噛み合わない


言葉一つ足りないだけ

それだけで 音をたて 崩れ去る


酒をいくら飲んでも まどろみにもならない

鉄屑に蝕まれた 哀れな肉塊

曝け出す 憐れな浮浪者


胸が焦げる度 外側も干からびていく

起きているだけの事実踏みしめて

見つめてる事すらわかりえない

瞳そらす事かなわずに

揺れ動く 魔性の灼熱


酒をいくら飲んでも まどろみにもならない

鉄屑に蝕まれた 憐れな肉塊

曝け出す 憐れな浮浪者

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