No.664.愛と憎しみのコイン
生ぬるい風浴びて
一人 ぽつねんとつぶやく
生まれも育ちも 底辺の空
はじめての頃は 純だのに
いつのまにか どす黒い怨念の欲望
愛と憎しみって奴は 表裏一体
一歩ずれれば 破滅の言葉
民族とか人種とか
そんな 垣根なんかよりも
激しくもくるおしい 絶壁の壁
知り合うきっかけは 必然の印
いつのころか しみだしわきでるのが感情
愛と憎しみって奴は 表裏一体
一枚のどこにでもある硬貨のよう
誰もがもってる 愛と憎しみのコイン
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