No.561.最速の魂

耳障りな音で目覚め 足がやけにだるい

携帯をみてみれば うざいメールばかり


あの娘が でてってから 一週間

一人の部屋は ちょい寂しい


朝飯食って シャワーをあびて 着替えたら

エンジンぶっとく唸らせて 突っ走る


赤い七半は今日も絶好調


爆音とどろかせて 忙しい街並を吹き飛ばす

青天の霹靂もなんのその 最速の魂


肌触りのいい ぬくもりの側 あれが妙に火照る

窓際にうつる二つの影 まるで恋人のよう

一夜かぎりの つながりも終わった


孤独漂う 淡い壁

夜食平らげ ラフなスタイルで外にでたら

エンジンぶっとく唸らせて 突っ走る


赤い七半は今日も最好調


激音とどろかせて やかましい街並を吹き飛ばす

青天の霹靂もなんのその 最速の魂

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