No.293.二つの雨
まじで熱い体かきむしって傷だらけ
つじつまのあわない傷にわくのはうじばかり
赤くはれあがったまま 冷えた心でコーヒーを飲み干す
意義ある会話しているつもりで意味無い言葉並べるだけ
タバコを取り出し 火をつければ煙がうざい
激しい雨の降る町 いつまでも渇かず じゅくじゅくする
妙にだるい頭 振り回してふらふら
切り口の違う脳みそにあるのはゴミだらけ
青くとろけたシナプス 繋がらない伝達の電気
不快な言動発してるわけじゃないのに罵詈雑言
ビールを一気にいっても癒されない渇き
優しい雨の降らない町 どこまでも乾ききり カサカサする
季節さえ変わらないこの場所
気候すら操れないこの道
激しい雨も優しい雨も
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます