No.153.存在全否定

黒いタンスに残されたへこみは 僕の怒り

矛先を失った行き場のない


いくら血を 流したって 無傷なのは 何故?

撃ち抜いたはずなのに

血まみれのまま 笑い続ける

まるで狂ったみたいに


傷つけたはずなのに 倒れる寸前なのに

地に伏したのは 君じゃない

君のはずなのに

僕じゃないのに

いつのまにか血にまみれて

笑い続ける事が敵わない


苦しんでるのは僕

君のはずなのに

僕じゃないのに

君は僕じゃないのに

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