No.129.Glide

夕日に照らされた幻想的で 吸い込まれそうな雲を

見ながら 人は何を思い 何をみいだすのか

今 僕の手から こぼれ落ちた希望は徐々に

世界中を 駆け巡り 誰かの為に大地に働きかける

絶望の淵にたたされた者は 自分自身を見つめ直す事も忘れ

ただ ただ 荒れ狂う


喜びを失ったままで それでも時は刻み続ける

地平線に沈むにつれて色相が変化してゆく太陽

黄色から オレンジへ そして赤になる時

心の中の何かが 共に失われてゆく気がした


希望が世界中を 駆け巡り 誰かの為に大地に働きかける

希望を 与える者与えられる者 それぞれは常に変わり続ける

希望という 人間に託された唯一の力を行使して

生き続けるけども 魂を失った鷹は

飛び回る事も忘れ 塵とかしてゆく

自然に帰りゆく 永遠に

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