No.74.a love

天使のような産声に 目覚めて我を忘れる

振り向いても 何も始まらなくて

後悔から 全てが終わりを告げる

この部屋に残された 羽は元には戻らない

a love 失う事が a love 煮え切らない思い

a love どんなに a love 愛していたのだろう


悪魔のように囁いて 脅えて 自覚し始める

走り出しても 既に時は遅くて

それでも全てが始まりに歪む

その扉に閉められた 風はもうどこにもふかない

a love 無くした事が a love 罪にもならない声

a love どこまでも a love 恋していたのだろう

人は傷つき涙して成長していくんだろうけど

枯れ果てていて 真っ白い空白の紙切れの a love

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る