あいつの挑戦。

俺は木村相太。

今、何か分からない場所に誘拐されて、歌を見つけたとこ。

また今朝みたいにおどかしてやろっ。

「わっ!」

「うわっ!、またかよ。ってか居たんだ相太。」

「いるわ! たぶんだけど、学校内の3年全員いる。」

なんでだ?…

確か俺は、家に帰ってそれで…

すると急に目の前のモニターが急についた。

パッ

全身赤づくめでハロウィーンにでもかぶるようなお面をかぶっている人物が映った。

「さあさあ皆さんちゅうもーく。」


「なんだあれ。」

「わからないけど…いやな予感がする。」


「皆さんの中には気づいてる方もいるでしょうが、貴方たちは地下5階に閉じ込められました。」

はい?

何言ってんのコイツ。

「このままじゃ貴方たちは死んでしまいます。でもまあ、このまま死ぬのは皆さん嫌ですよね。なのでこれから脱出ゲームを開催したいと思います。イェーイ、パチパチパチ。なんですか皆さん。のり悪いですね、まだぴちぴちの15歳だっていうのに。まったくこれだから・・・・・・は… おっと失礼。ではこの脱出ゲームのルール説明をさせていただきます。

・各階のミッションにクリアできた者のみ次の階へ行くことができる。

・ミッションを行うとき他プレイヤーと協力してはいけない。もしした場合、そのプレイヤー達は、即死亡。以上です。

ではこの階、つまり地下5階のミッションを宣言します。まぁまだ地下5階なんで簡単にしておきます。

それは…今から言う暗号を最終的に日本語に直すことです!それぞれカバンの中に紙とペンが入っているので書き留めといた方が良いですよー。では言います。

19*11*37*37*47*11*79*11*61*97*47*43*11.

53*37*11*2*67*11*31*11*11*53*83*47*61*31*23*43*17*19*2*61*7

では、頑張れ!さらば。」

いやもうなんなんだよ。書き留められたけど意味不明な数ばっかじゃん。

ビービービービー!バっ

モニターが急についた。

次はなんだよ。

「おや?この中にお友達とおしゃべりをしちゃった子がいるみたいですね。ルール違反なので死んじゃってください♥」

すると急に目の前の女子二人が急に白目をむいたまま動かなくなった。

え、嘘だろ。こんなのありかよ。

俺の心の中でなにかがつぶれた音がした。

もう俺ダメだ。

それからの俺はなにもしなかった。いや正確にはできなかった。だってしょうがないだろ?こんなの。

モニターで今なんか言ってたみたいだけど耳の中を通り抜けた。

もう無理。良いよね死んでも………


ピッ

制限時間 0:00

そしてそのフロアに残ってた奴らは、全員、音なく意識を飛ばした……………………………

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