集合場所へ。

家をでた僕は、

集合場所の駅に向かうため、家からの最寄り駅から電車に乗ったのだが

その時に違和感を感じた。

乗客が数人しかいないのだ。

普通、平日の8時というのは通勤ラッシュが起こるんじゃないのか。

まぁそんなことより今は遠足の事だけ、考えよう…

「わっ!」

「うわっ、危な。ふざけんな💢」

突然驚かしてきたコイツは、木村相太。学校内で人気がある生徒だ。

「ゴメンちょ。それより金いくら持ってきた?」

「え?規則通り5000円だけど。」

「馬鹿だなぁお前。遠足は、ずるを隠し通すのが醍醐味だろ。」

それでいつもばれてるのは何処のどいつだよ。

そんなこんなで、集合場所の駅に着いた僕らは、先に着いていてガヤガヤしていた生徒逹の声の渦に混ざっていった。

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