第26話 巨大ロボット完成。

 「最終チェックを行った結果、全て問題無く巨大ロボットが完成したとのことです。総理、おめでとうございます」

 「その言葉はわたしにじゃなくて、全作業員に向けて言うべきだろ。これで侵略者に一矢報いられるな。早速防衛庁と今後の作戦に付いて話し合わないとな」

 「いえ、その前に完成披露式典を行う予定となっています」

 「は? 対侵略者用兵器なんだから、そんなもん必要無いじゃん。さっさと侵略者にどかんと一発かまそうぜ」


 「そのお気持ちは十分わかるのですが、何分にもこの日の為に、オープニングパレードにゆるキャラ、テーマソングと色々な準備をしておりましたので、今更引くわけにはいかないのです」

 「こんな時まで、平和ボケ的な考えかよ。我が国民はどこまでノーテンキなんだ」

 「それと式典は他国の首相が揃ってから行なうことになっています」

 「他国の首相来んの?」

 「はい、稼働する巨大ロボットを直に見たいとのことでして、『俺が来るよりも前に始めやがったら、ミサイル撃ち込んでやるからな』という脅しとも取れる声明文を送ってくる国も有ります」

 「巨大ロボットを見る見ないで、ミサイル撃ち込むとか、どこまでトチ狂っているんだよ!」

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