20年ぶりに格闘ゲームで本気出す男の物語

稲垣(ドラゴンブック編集部)

始動編

第1話 悲劇

はじめてまして、ドラゴンブック編集部の稲垣(38歳)です。

カクヨムでいろいろ活動するにあたり、機能を一通り覚えておこうってことでとりあえずテキストを書かせていただきます。


ストIIに端を発した格ゲーブームの洗礼を受けてきた私。

とはいえ、ストIIブームには何となく乗り遅れて、餓狼2から本格的に参加した感じでして、餓狼スペやKOF94が青春って感じの男です。


幸いにして今はゲーム関係の書籍を担当していて、かつ格闘ゲーム(BLAZBLUE)の小説も編集させて頂いたりして、かなりラッキーだなーという人生を送っております。


とはいえ、最新の格ゲーってスピードも速いしシステムもキャラも多くて結構ヘビー目な印象があるじゃないですか。

それもあって敬遠気味で、担当していたBLAZBLUEですら、一通りCPU戦をクリアして、ストーリーモードを把握するだけにとどまり、対人戦なんてとてもとても……といったスタンスでおりました。時折ネット対戦をしてみるも、瞬殺されてばっかりだった、というのもあります。


しかし、今は格ゲーの大配信時代!

BLAZBLUEのアークシステムワークス様が主催する「あーくなま」など、格ゲーの実況生放送が大変盛んな時代になって参りました。

自分も時折呼んで頂いては(ありがとうございます)、初心者ヌルゲーマー的な立場で参加させて頂いておりました。


もちろん、結果としてはいつも負けっぱなしでしたが、自分はもう現役じゃないしなーと自分を納得させ、これからもそんな感じで格ゲーとつきあっていくと思ってました。


そんな流れで参加した、ドワンゴ格ゲ部さん主催による第三回格闘ゲーム企業対抗トーナメント。

http://live.nicovideo.jp/watch/lv254789170

ギルティギア、BLAZBLUEの両方で出場した訳ですが、もう大惨劇。

特にBLAZBLUEは、チームの勝利がかかった状態で、パーフェクト負けを喫するという状態になり、一生懸命練習していたチームメイトに申し訳ない気持ち、そして不甲斐ない試合をしてしまった自分への情けなさでいっぱいでした。


正直、けっこートラウマで自分の対戦部分をタイムシフトで見返すこともできない有様です。


私は思いました。

「強く……強くなりたい!」


同時に、私は驚きました。

俺の心の中に、まだこんな闘魂が眠っているなんて……!


鉄は熱いうちに打て。

そしてピヨってるうちにコンボをたたき込め。

的な勢いで、この悲劇をモチベーションに変えて、格闘ゲームを鍛えていこうと思いました。


次回、格ゲーマーの集まる地・ミカドで稲垣が見たものとは……第二回「聖地」。今世紀中に更新予定!

※と言っておきながら、ミカドに行くのはこれからです。

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