少女と竹槍

戦車の隙間をヒラリヒラリとスカートが通る

「御免遊ばせ」

死屍累々、死屍累々よ

日傘を差して、太陽を見て云うことには

「憎たらしいほどお天気ネ」

女子高生の夏は続いていく

チラリと捲ったスカートの中に

ホ別二

の文字が書かれた太腿が現れた

「ひのもとは常夏」

竹槍一本 火事の元 ア、ソレソレ

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る