第54話:「ねねさん、性癖?を語る」の巻

(ホンネの会話にちょっと引き気味のまささんを尻目に、ねねさんは楽しそうに語り続けます)


「まささんは、こんなオンナは嫌ですか?」


「いや、そんなことはないけど」


「でも、自分でオンナをコントロールしたいと思たことはないですか?」


「う~ん、それはないとは言えないなァ」


「わたしはコントロールするの大好きですよ!」


「(心の声:ファッ!?)」


「わたしに反応して男のひとがアーアー言うの見てるのが好きです! かわいいですよね! もとしてあげたくなります! わたし、そういう男のひと見てるときが一番感じます! うわー、このひと、わたしで気持ちよくなてるんだて思うと、それだけでイちゃうときあります!」


「(心の声:うおお……ドSだ。ドSがいる!)」


「だからですね。わたし、まささんがかわいくてなりません! まささんが必死ひしになてるとこみるのがたまらないです! 正直言て、されるえちは好きじゃないです。させられるえちも好きじゃないです。してあげるえちが大好きです。まささん、何回やても王さまになろうとしません。もう少し求めてくれてもいいなて思うときはありますけど、それはわがままなんで言いません」


「さ……左様ですか」


「特にまささん年上じゃないですか! わたしよりずと年上の男のひとえちでコントロールするの、わたし、大大大好きですよ! 男のひとに尽くさせられてるじゃなくて、男のひとに尽くしてるて実感があるじゃないですか! あと、男のひとて終わるのちゃんとわかるんで、ひと仕事終わたよ~て達成感もあたりします! う~ん、楽しいですね! まささんとくついてこんな話してたら、またしたくなてきました! まささん、さそく頑張りましょう!(ガバッ)」


 このままこのと付き合ってたら、そのうちマジで干涸らびるんじゃないかと思ってしまう、まささんなのでありました。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る