第49話:「まささん、ねねさんに事後報告する」の巻

(二次会が終了した次の日の朝、まささんはねねさん宛にメールを打ちました)


「無事帰り着けましたか?」


「おけ」


「ごめんなさい。ひとつ謝ることがあります」


「?」


「実はあのウ○ンの力、ねねさんからのプレゼントだとばらしてしまいました」


「えー! 言わないでて言たじゃないですか!」


「それについてはごめんなさい。でもね、あなたへの好意を横取りするのは、やっぱり心苦しかったんですよ。そこのところはわかってください」


「心苦しいてなんですか?」


「う~ん、罪悪感がある、とでも言いましょうか」


「わかりました。言てしまたものはしかたないです。お友達は何か言てましたか?」


「気立てがいいだってほめてましたよ」


「気立てがいいてなんですか?」


「性格がいいという意味です」


「おゥ! 韓国の女としてはあたりまえのことです! ほめられるほどのことではないですよ~」


「で、ですね。まだだいぶん先の話になるんですけど、ボクらのイベントに招待しようって話になったんですよ。サーキット行くイベントなんですけど」


「サーキットですか。行たことないです。いつごろですか?」


「冬ですね。だから、その頃になったら改めてお誘いします」


「そですか。楽しみに待てます。ところでまささん」


「なんでしょ、ねねさん」


「わたしの手料理食べたくないですか?」


 意味深なお言葉に、メールを打つ手が一瞬止まるまささんなのでありました。

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