ヤッツメ
ふとした時に 思い出すよ
そういえばこんなこともあったって
朝目が覚めた時に感じる不安や悲しみもさ
一瞬の出来事だってもう、
すぐに消えるものだってもう
知っているけれどさ なんだか泣きたくなるんだ
毎日平凡に生きて、毎日平凡に過ごして
そうやっていつか迎える 最期の時を信じてた
でもね僕は気付いたんだ ただ生きてるんじゃ駄目だって
世界はこんなに素晴らしいのに こんなにも綺麗なのに
だから僕は決めたんだ 最後に笑うってことを
とても清々しい気分だ 君にもいつかわかるといいな
じゃあね。
さよなら 誰かと生きた過去も
さよなら 誰かと生きれた未来も
遠く 遠くに見えるんだ 滲んでしまった日々が ああ
落ちる あの時 僕はなんで
落ちる あの時 君はなんて
ダイアローグ もう覚えてなんかないよ
ただ悲しいだけただ虚しいだけ だから
町の中 一人で歩くと
いつもとは 違う景色に見えて
何でも輝いて見えたよ 何でも綺麗に見えたよ
いつもは鬱陶しい混雑も いつもは面倒な人付き合いも
皆頑張って 生きていることなんだって
気付けた ああ、僕は今まで
気付けた ああ、損をしてたって
知った 誰かに伝えたい いつかの君に伝えたい気分だ
じゃあ、行くよ。
さよなら 君と過ごした青き日々
さよなら あったかもしれない未来
遠く 遠くに見えて いつか霞んでしまうから ああ
落ちる 君の中 雨の中
落ちる 素晴らしき 遠き世界
モノローグ 僕一人で語るよ
何時までも埋まらないこの空白を ずっと
昔からずっと いつかこんな時が来るってことを知っていたんだ
空は青くて 雲は白くて 明るく見えて、綺麗だ
落ちる この世界に僕一人
落ちる 思い残すことはなに?
ごめん ずっと謝りたかった
ごめん ずっと悔やんでいたんだ
ごめん……忘れたふりをしてた
何回言っても足りない何度言っても終わらない ああ
ありがとう 君と過ごした日々も
ありがとう 誰かと生きた過去も
エピローグ 僕の胸にしまうよ
誰も知らない誰も知れない話、さよなら。
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