「幻影-まぼろし-のルミナス」アニメ化企画書Ⅱ登場人物紹介②
〈UNREAL story〉
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金城瑠美那(17歳♀)
沖縄本島で暮らし隣接されたニライカナイ・ドームの学校に通う17歳の快活な女子高生。イザナギの首都アマテラスで生まれるも、かつての大災厄で日本列島が海に沈んだ際、父・金城隆志を亡くし母の故郷である沖縄で育つ。スポーツ万能の健康優良少女で「なんとかなるなる!」が口癖の天真爛漫で明るく前向きな性格。が、ルミナスと出逢ってから自分自身の根底がゆらぐような様々な葛藤や悩みに晒される。瑠美那にとってルミナスはかつての最愛の存在で、そのどこか前世めいた記憶にときめきと憂いを感じるように。が、同時に自身を常に縛る宿業の敵でもあり、オノゴロ島での“誓約”により、その不可思議な存在に身も心も全てを捧げてしまったため、その葛藤と懊悩は
ルミナス(=クマヌクスヒノミコト♂)
沖縄本島に住む17歳の女子高生・金城瑠美那の元に突如として現れた「幻のまほろば」アマテラスより来たりし“
デュナン・リトラス(17歳♂)
イザナギの首都アマテラスに学び舎を構える、
石室聡介(17歳♂)
沖縄本島のニライカナイ・ドームに暮らす瑠美那の同級生。天体観測が趣味で毎晩家で天体望遠鏡を覗いており、学校でも天文部に所属している。クラスでは地味だが屈託のない性格の眼鏡っ子。瑠美那にほのかな想いを寄せており、その想いを告げようと、満月の晩、天体観測会の名目で瑠美那を自室に招待するも、その夜、彼女を得体の知れぬ
ツクヨミ(♂?)
かつてのルミナスの恋人でもある月の神。女性と見紛うような流れる水の如し長い髪を持つ美しい月神だが、性格は冷酷無情。女帝アマテラスの弟で、かつて祖国アマテラスでは
睦月真吾(18歳♂)
神聖ガイア皇国お抱えの精鋭特務部隊イオリゲルに所属するイザナギ生まれの18歳。誠実で穏やかな性格だが、かつての大災厄により日本列島が沈没してから、自分と双子の弟の諒牙二人で生き残っていくためイオリゲルに入隊する。弟の諒牙ともに精神感応力などの心を読む特殊能力が使える。イオリゲルに入るためには、その能力デュナミスに特化していなければならず、その利便性の恩恵にも関わらず時にその能力が暴走することなどから、イオリゲルはガイア本国上層部から煙たがられてもいる少年少女の寄せ集め部隊。表向きガイアには忠誠を誓っているも、オノゴロ島で保護した瑠美那のこともあって本心では、他を圧し、自らを生かすためだけに行動するガイアの本質であり弱肉強食の掟である、その国是を疑問に思っている。瑠美那に想いを寄せており、龍蛇の巫女として厳重な監視状態に置かれている彼女を開放してやりたいと思っているが、瑠美那同様にガイアにとって重要検体である、彼が願う
睦月諒牙(18歳♂)
睦月真吾の双子の弟。アマテラス・ハイスクールのエリートアカデミー科一年生。兄同様、精神感応力であるデュナミスが使えるイオリゲル次期候補生。兄同様に穏やかで利発な性格だが、常に真剣で生真面目な性格ゆえ時折深刻になりすぎる兄とは異なり、どこか飄々とした明るい天然ボケの気質が幸いして、兄真吾のメンタルを常に助けてもいる。お互い特殊能力のデュナミスが使えることから、日頃の連絡などもそのテレパスで行っている。が、これはイオリゲル隊員一人一人そのものにも言える鉄則でもあるが、通常許される範囲外(学校試験や個人情報など)でのデュナミスには自らフィルタリングをかけ、普段からそれ以上使えないようにしており、諒牙自身も当然、越権行為である個人情報以上の「人の心を深く読む」などの行為は時に自らに強く禁じている。が、その実、兄真吾とともに諒牙自身もデュナミスを使えることに関する悩みは深く、自分たちは普通の人生は送れないとの実感を常に持っている。後にアマテラス・ハイスクールのエリートアカデミー科に転校して来ることになる瑠美那に兄同様に想いを寄せ、兄の国家反逆罪のおそれについても認知していることから、最愛の肉親である真吾を諒牙は……。
リリアン・パスティム(18歳♀)
アマテラス・ハイスクールのエリートアカデミー科に通う、ガイア人の女子高生で二年生
。クラスでは委員長を務める真面目な性格の優等生で「学園の
島嶺黎司(43歳♂)
瑠美那の母方の叔父。
沖縄本島にある実家は神社。古くから沖縄にある琉球八社の内でも沖宮、天久宮など伝統的な琉球神道の流れを汲む、その
ヴェルトーチェカ・アルマ(14歳♀)
アマテラス・ハイスクールのエリートアカデミー科に通う物静かな少女。リリアンや睦月諒牙のクラスメイトで寄宿舎のルームメイト。愛称はヴェル。年齢は彼らよりずっと下だが、そのIQの高さゆえ飛び級して同じクラスに属している。たっぷりした銀髪ツインテールの神秘的な風貌をしており、普段から無口で無表情のため何を考えているか分からない所が。リリアンの天然ボケに鋭い一言で時折突っ込む。実はその内実に石室聡介を自らに取り込んだツクヨミが憑依している。彼女を通してエリートアカデミー科に属するルミナスと瑠美那が姿を変えたデュナンの動向は常にツクヨミらに知られており、ツクヨミ・ドームでの夏季合宿で皆が訪れた島嶺の研究所に設置された温泉にて、ついにツクヨミはその姿をデュナンである瑠美那とルミナスの前に現し、瑠美那とその日神に対し愛憎を燃やす聡介がそこにいることも瑠美那に知られることに。後のリリアン失踪後、ヴェルは学校から姿を消す。
ベアトリーチェ・アンカ(14歳♀)
アマテラス・ドームに距離を置き隣接された軍事開発施設などが主のスサノオ・ドームにて主任研究員をしている、銀髪をポニーテールに束ねた少女。歳に似合わず毅然とした態度を取るデュナミスの使える14歳。愛称はベアト。イオリゲルの操るマシンD-2開発プロジェクトの主要メンバーで文字通りイオリゲル隊の御意見番。彼女らのチームが開発したD-2の真の性能を見事に引き出した彼らイオリゲルの才能を高く買っており、龍神の血潮を注がれた被検体アグニ・ヴァシュラートの身柄とその深紅のマシン・アスラを任されたイオリゲル第三小隊の睦月たちを監督するため彼らの母艦アステリウスを訪れる。実際に取る態度は冷たく厳しいが、睦月真吾に対して淡い仄かな想いを抱いており、彼が思慕する金城瑠美那に嫉妬し敵視する。死を
アグニ・ヴァシュラート(24歳♂)
七つの海を股にかけ世界的に暗躍する海賊テロ組織パルジャミヤの首領。実はインディアナ共和国のかつての失われた王朝ヴァシュラートの生き残りの
ヴァルナ・ラウ・イスラフェル(25歳♂)
海賊パルジャミヤの船ディヤウス号の航海士。アグニが最も信頼する、彼の友であり従者であり師。元大臣の息子で失われし王朝ヴァシュラートのもう一人の生き残り。超大国ガイアに反旗を翻し、パルジャミヤ首領であるアグニの探し求める理想そのものであるナーガラージャの真実を共に模索する。元はヴァシュラートの皇子だが海賊組織の
クロエ(?歳♀)
ルミナスのいた「幻のまほろば」アマテラスの元住人。ルミナスをツクヨミとともに「クスヒ(様)」と真の名で呼ぶ、ただ一人の存在で、かつての彼の
セルゲイ・キリアン(35歳♂)
イオリゲル第三小隊、隊長。冷静沈着だが明るさも備えた茶目っ気のある気さくな性格も時に垣間見せ、常に緊張を強いられる隊の作戦においても隊員たちの士気が失速せぬよう尻を叩き、柔軟な対応と彼らしい励ましの言葉などで、不安定になりやすい彼らのメンタル面を維持してもいる。自身もデュナミスを扱えるが、真に必要な場合にだけ使えるよう、その力を普段は温存している。主に年若い少年少女である隊員たちを常に気づかい、まとめる兄貴分的な存在。中でも誠実すぎるほどに繊細でナイーブな性格の睦月真吾のことを常に気にかけている。イオリゲルの持つ資質と共にその宿命ゆえ、時に激しい葛藤や諍いも起きることのある隊の中で、生真面目すぎるほどの真摯さを備えた睦月を信頼し、独自の正義感をも心に持つ彼を曹長に任命するよう自ら上層部に掛け合う。睦月同様、大国ガイアの起源にもつながるデュナミスの力や、それと対応するイオリゲルのマシンD-2の機構に対して大きな疑問を持っているが、その根本の議論は隊の中では自ずと封印している。
白のメシア(=リュシフェラス・デュナム ?歳)
超大国、神聖ガイア皇国を統べる、文字通り神聖なる存在。歳を取らない生き神であるとも云われる門外不出の存在で、通常はその姿を人々の目の届かぬガイア中心部にそびえるクリスタル・パレスに隠している。最初に「光あれ」と彼が発した言葉によって、かつて混乱の坩堝と化した、大災厄である大地殻変動によって生まれた超大陸を一つの大国に治めることができたのも、この世のものとは思えぬ彼の神の如し力ゆえ。そのため生まれた「白のメシア」の称号であるが、半ば戯れに自身の仮の名をリュシフェラス・デュナムと名乗るも、その名を知っているのは宰相のリヒテルなどパレス内の僅かな側近たちのみ。この世に顕現したルミナスの存在をいち早く察知しており、イザナギの監視体制を早期から強化させる。ルミナスのことを自身と対となる存在である闇の
リヒテル・ド・ダヤヌ(37歳♂)
ガイア本国のクリスタル・パレスにて白のメシアに仕える側近中の側近で宰相を務める。神聖なる存在であるメシアと直接言葉を交わすことのできる唯一の人物で、かの人から伝えられた命を皆に下すメッセンジャー的な存在の聡明な壮年。かつてギルガメシュ財団に従事していた父の「人は鳥籠のごとし檻の中に飼われていた方が
ロベルト・ワイズ(34歳♂)
かつて神聖ガイア皇国の科学技術開発班である極秘組織リベルテに所属していた青年博士。かつての世界の災厄に際し、すべての人間の記憶を操作したというガイアの科学力の詳細について、そして神界に棲むレムリアン=神人について海堂教授とともに真実を知るただ一人の人物。科学技術庁、ガイア特務機関の最高技官。瑠美那の父・金城隆志博士についての何らかの真実も知っている模様。臨時に監査の名目で時折スサノオ・ドームのベアトリーチェの研究ラボを訪れる。自身もベアト同様デュナミスを使えるようだが普段は封印している。龍神となるアグニの被検体としての素質を見抜き、全てを指示したのもワイズ博士の采配。プラチナフレームの眼鏡の奥の冷酷非情なアイスブルーの
海堂道彦(57歳♂)
アマテラス・ドームの天照大教授。ハイスクールのエリートアカデミー科の授業も務める小太りの初老の男。幻のまほろばの国アマテラスについて何らかの真実や秘密を知っているようだが詳細は不明。転入生デュナンに忍び込まれた執務室で“オーパーツ”の所在について激しく問い迫られ、その結果、病院送りに。
金城隆志(44歳♂)
かつてイザナギの三大ドームである、アマテラス・スサノオ・ツクヨミドームの建設に携わった人物で瑠美那の父。17年前の大地殻変動で日本列島が海底に沈んだ際、幼い瑠美那を母・
草薙瑞穂(32歳♀)
沖縄の島嶺の後任の高校教師で彼の後輩。伊達眼鏡の似合う髪の長い深窓の美女。だがその正体は島嶺とともに暗躍し、ガイア本国とイザナギとを行き来しつつ極秘諜報活動を自在に行う女スパイ。世界の真実について詳細を知りたいとの思いを強く抱く冷静で聡明な女性。自身が故意にガイアに泳がされているとの実感もありながら、島嶺とは密に連絡を取り合い、常に彼に情報のすべてを流している。アマテラス・ハイスクールのエリートアカデミー科に勤務する草薙瑞悸は実の妹。
草薙
アマテラス・ハイスクールのエリートアカデミー科に勤め、主に転入生のサポートをする女性で、草薙瑞穂の妹。化粧っ気のない姉と異なり、ふんわりとしたエレガンスな髪型に嫌味のない化粧がバランスよくかけている品のよい眼鏡と似合っている。姉同様ガイア直属の秘密構成員でもあるが、その情報の横流しを常時、島嶺に対して行っている二重スパイ。が、ガイアの国是でもある、その冷酷非情さを身をもって知っており、その
御統要一(55歳♂)
イザナギの初代首相。かつての日本を大地殻変動の混乱のさなか救ける名目で、国のすべてを大国ガイアに売り渡した男。その売国奴としての汚名と葛藤を忘れるためか、かつての古来の神国としての信仰を再び国内に興そうとする。そのための文字通りの象徴となる、太陽の
アマテラス
ルミナス(=クマヌクスヒノミコト)の最愛の母。神人の国、「幻のまほろば」アマテラスの女帝であったが、実の子であるクスヒの手にかけられ
スサノオ
女帝アマテラスの弟。その姿かたちは人のものではなく、ミノタウロスの如し
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