第27話 人と、して

巳継はバサァッ! と自分で効果音を叫び、制服を翻した。

何のパフォーマンスか、掲げた右手を傍聴席の端から端へと流していく。


「テメエら全員、目ぇ節穴なんじゃねえか? いや、あるいは難しく考え過ぎて、単純な真実を見逃していたのかもしれんな……」


生まれるざわめきは、しかし田路彦の時のそれとは質を異にしている。

期待半分、諦め半分。馬鹿がまた何か言い出し始めたが大丈夫だろうか、というのが、参加者大半の内心だった。


「分かんねえか? ふっ、情けねえな。――つまりだ。いまここにいる歌誉を見て、何か気づく事はねえのかって事なんだよ!」


皆が一斉に歌誉へ注目する。じろじろと遠慮のない嬲るような視線が、頭頂から爪先に至るまでを走破する。

居心地悪そうに身悶える歌誉を観察するが、しかし正答に辿り着く者はいなかった。正解を待つ目が、再び巳継へと集中し始める。


巳継は焦らす。全ての視線が自分へと集うのを待つ。徹底的に焦らす。

一挙手一投足を見逃すまいと、皆が傾注するのを待つ。


かつてこんなにも期待された事があっただろうか。

これほど自分が輝いた瞬間があっただろうかと、巳継は悦に浸っていた。


実際に注がれていた視線が生暖かいそれであった事に気づくはずもない彼は、鼻を鳴らして、満を持して解答を披露する――最悪の形で。


「いいかテメエら、単純な事なんだよ、単純な。魔族ってのは寿命が長えだろ? 人の三倍は生きる長寿族のあいつらは、つまりそれだけ成長速度が遅い。良く顔出すファアファルだって実は八十のババアだしな。つ・ま・り・だッ!」


巳継は歌誉の頭頂部に、勢いよく平手を乗せた。


「こいつの身長ッ! 胸ッ! 尻ッ! この尋常じゃねえ平べったい幼児体型こそが! 魔族の! 何よりの! 証・明・だろうがああああッ!」


絶叫とともに歌誉の胸に手を当てストン。

続いて尻に手を当てストン。

膨らみのない事を強調しながら咽喉を震わせドン。

ドヤ顔ドドン。


一瞬の早業。止める間もない。

我が意を得たりと不敵な笑みが傍聴席の全員を煽る。

想像の遥か斜め上を行く光景に全員が唖然とし、歌誉本人も何をされたのかを呑みこめない。

全員絶句の無反応に、馬鹿が「あれ、何かおかしいな」と首を傾げたその瞬間。


「――ひっ」


ようやく見舞われた不幸を認識した歌誉の全身、ぞわわと総毛立つ。目尻に大粒の涙が浮かび悲鳴が木霊す――寸前、傍聴席から轟く阿鼻叫喚。


『死ぃいいいねえええええええええええええええええええええええええええッ!!』


女性という女性全ての怒号が唱和し巳継を襲う。

端末、資料、その他諸々が凶器となって馬鹿へと一斉に降り注ぎ、その騒乱はさながら天下分け目の合戦をさえ想起させる。


「待て! 待って下さい!? 何でだよ理屈通ってるじゃぼぶれべひゃががばふぁあッ!」


抉るような角度のアンダースローで投擲された端末が鳩尾に沈む。くの字に折れ突き出た禿頭に必中の弓と化した文房具が突き刺さる。両頬を挟み打つように端末が飛来し、ホップアップの魔球がアッパーカットとなり顎を砕く。


一瞬のうちに満身創痍の体と成り果てた巳継。しかし猛攻は休む気配がない。


「女の敵!」「言うに事欠いて!」「つーか触るとかない! マジでない!」「何で昨日までにこの馬鹿殺しとかなかったんだろう私の馬鹿!」「死んで! お願いだから死んで!」「歌誉に謝りなさい! そのまま土下座の摩擦で死になさい!」「人の身体的特徴を貶すなんて最低よこのハゲッ!」「ああ足りない! 全然足りない!」「反省とか後でいいからとにかく地獄に落ちてこい……ッ!」「死刑よ死刑! 異議ある人! いない! 執行ーッ!」


爆撃のようにありとあらゆる罵声と凶器が巳継を襲う。


裁判始まって以来の暴動にもかかわらず、虹子はごみを見る目で微動だにしない。手に持つ木槌は、遂に一度も鳴らされなかった。

ちなみに歌誉は、すかさず桐吾が避難させていた。


事態が沈静化したころ、馬鹿はぼろ雑巾になって使い物にならなくなっていた。


舞台に物が散乱して、傍聴席の約半数が肩で息をしているという珍しい光景。

やむなく五分間の休憩となり、後片付けとクールダウンの時間が与えられた。



審議が再開される。

馬鹿の代わりは田路彦が務める事となった。効率を重視した彼は凶器を換装し、拳銃を歌誉へ突き付けていた。

落ち着きを取り戻した聴衆が注目する中、虹子の声をマイクが拾う。


「先程は馬鹿が失礼しました。それでは気を取り直して再開します」


次に証人として喚問されたのは桐吾だ。


緊張を隠せない表情の彼には、先の二人とはまた違った意味で注目されていた。彼はアシハラ外の出身であり、歌誉を連れてきた張本人だ。

漠然とした懐疑の目は、彼にも向けられている。


「桐吾さんに訊きたい事は、基本的には一つだけです。貴方はここへ来る以前から、歌誉さんと交流がありましたか?」

「いや、なかった。ドラコベネの襲撃に遭った日に、初めて知らされたんだ」

「歌誉さんの出自も生活ぶりも知らなかった。そういう事ですね?」

「ああ。僕らの生い立ちなんて、大体が虐げられてきた記憶でしかないんだ……。わざわざ積極的に訊くような事じゃないよ」


それは歌誉と桐吾、相互の不文律だった。語らなかったし、訊ねなかった。聞くまでもなく、愉快な話になるはずがないと知悉していたからだ。


「つまり、仮に彼女が魔族の生まれだったとしても、桐吾さんには知る由もなかった」

「……嫌な確認の仕方をするね」

「すみません。でもいまは答えてください」

「……そうだよ」


また聴衆がざわつき始めた。少しずつ、歌誉が追い詰められていく。

虹子は木槌を叩いて、喧騒を黙らせた。


「わかりました。ありがとうございます。以上で桐吾さんへの尋問を終わります」


桐吾が講壇を離れる。

重要な証言を導いたとは言えない、呆気ない尋問だった。

今度虹子が水を向けたのは、当人、七夜月歌誉だった。


「それでは最後の証人として、歌誉さん」


呼ばれて肩を震わせる歌誉が、虹子を振り返り、ぽつりと答える。


「……うん」

「いくつか、質問をさせてください。答えたくない事は答えなくて結構です」

「……ん」


躊躇いがちに、浅く頷く。

魔族のような恐ろしさなど、微塵も感じない。ただの華奢で嫋やかな少女だ。


「歌誉さん、貴女の生まれは、どちらですか?」

「……わからない」

「ご自身の出生をご存じでない?」

「……ん」


それは別段、珍しい事ではなかった。自虐戦争後に戦災孤児として孤立した子供は多い。

そして彼らが生きるために取れる選択肢は、それ程多くはなかった。


「貴女は外で、どんな生活を送ってきましたか?」

「……っ」


歌誉は唇を噛む。思い出したく記憶が脳裏に反芻する。

辛辣な体験は毒のように歌誉の口を麻痺させ、紡がれる声は酷くたどたどしかった。


「龍の、奴隷……」

「それは、物心ついた頃からずっと、ですか?」

「働く……ずっと。それから、遊び道具」


遊び相手ではなく、遊び道具だと、歌誉は答える。

傍聴席から短く悲鳴のような声が上がった。警戒や敵意の中に、憐憫が混じる。


「色々、やった……けど、不器用で、出来なくて……捨てられた、何度も」


訥々と、歌誉は半生を吐露する。


不出来を責められた歌誉は、幾度も捨てられ、転々と主を変えていった。勘当された際には酷い傷を負わされ、生死の境を彷徨う事もあった。


それでも独りでは食べていけない。生きていけない。意味を見いだす事も出来ない生に、しかし縋るしかない。死は怖かった。生に執着する事そのものが、彼女の持つ最後の人としての尊厳だった。


龍魔社会において、死は珍しい光景ではなかった。無惨に引き裂かれた死体を買い物がてらに観る事もあった。歌誉にとって恐ろしいその光景も、龍にとっては遊戯か憂さ晴らしの痕跡でしかなかった。


様々な要求に対し、歌誉は足掻くように必死に応えたが、その数だけ主を失望させてきた。それを繰り返すうち、歌誉自身、諦める回数が増えていった。


必死になる事が少なくなっていった。

押し殺すうち、感情を表現する術を忘れていった。

数年をかけ、最低限殺されないだけの応答の仕方を覚えていった。


そのおり、ついた主は嗜虐心の強い、独占欲と収集欲に忠実な龍だった。


歌誉にとって、それは幸いだった。

何人もの奴隷を抱える彼は、従える数にも執着したのだ。だから歌誉が失敗しても、つまらない応答をしても、捨てられる事だけはなかった。

ただ、決して誉められる事もなかった。怒られ、嬲られ、虐げられた。


だが、しかし――


「歌……」


凄惨な体験を語った歌誉は、そこで言葉を切った。

それを聞き咎めた虹子が、注意深く訊ねる。


「――何ですか? 歌が、どうしました?」

「……言いたく、ない」

「大事な事かもしれないです」

「それ、でも……」

「――わかりました。黙秘権の行使は歌誉さんの権利ですから」

「あら、それは少々手ぬるいのではありませんか?」


唐突に挟まれたその甘ったるい蠱惑的な声音に、皆が敏感に反応する。現れては事態を悪戯にかき乱す、神に等しき存在――オルテラ。


戦慄の走る講堂において彼女の名前を連想しなかった者はいない。

しかし周囲を見回すも、その姿はなかった。


だが、その代替を務める物が講壇に鎮座していた。

小包程度の大きさのそれに皆が気づいたのは、それが光を放ち舞台スクリーンに映写を始めたからだった。

僅かな駆動音を上げながら映像を映し出すそれを見て、田路彦が唸る。


「記憶映写のプロジェクター、か……?」

「それって確か、Cラボで作られたっていう……」

「うむ。オルテラがこれを置いていったという事は――」

「映し出そうとしてるのは、歌誉の記憶……」


誘われるように、全員がスクリーンを注視する。

白く塗り潰された画面に、様々な色が滲み出ていく。やがて像を結ぶと、歌誉が映し出された。いまよりも痩せたその身は、質素以前の、ただの汚れた布切れで包まれていた。

豪奢な造りの部屋。調度類の何もかもが、人間よりも大きいそれに合わせて作られている。龍の部屋だ。それを証左するように立つ、歌誉を見下ろす五体の龍。


「――駄目っ」

「動くな」


悲鳴を上げる歌誉を、田路彦が銃口で黙らせる。

プロジェクターへ寄ろうとした歌誉は、やむなく立ち竦む。

驚愕に見開かれた目で見上げる先、歌誉の記憶が暴かれる。


映像の中で、歌誉は歌っていた。絶望的な構図に不釣り合いな、清雅な声色。たゆたうように澄んだ声は耳に優しく、聴衆に安寧をもたらしていた。


「これが、歌誉の歌……」


陶酔の声が、自然と口をついて出る。


虹子や桐吾、その場に居合わせた全ての人もまた、その歌声に一瞬、聞き惚れた。究明も断罪も、全て些事と錯覚出来る程、その歌は心地よかった。

揺籃の安らぎと離れがたさを、記憶の底からそっと掬い上げられるような感覚。


だが、一人だけ。


「やめて……やめて……。やめて……ッ」


かつてその歌を口にした歌誉本人だけが、その映像に心をかき乱されていた。


「おかしい」


最初に異変に気付いたのは、田路彦だった。歌が終盤に差し掛かった頃、急に龍が喘ぎ出した。余裕の表情は苦悶に歪み、ぜいぜいと息を荒らげていた。


「おい、これ……おかしくないか」


傍聴席の皆も異変に気づき、我に返った。安らぎは泡沫のように消え、潮騒のようにざわめきが広がっていく。


他の龍は、変調をきたした龍をはじめは笑っていた。だが、狂ったように痛みを訴え、頭を抱え始めたのを見てサッと表情を変えた。

歌声はやまないが、苦鳴がそれを塗り潰す。とうとう龍はその場に転がって、壊れる家具にも構わず暴れ始めた。

動揺する他の龍は一斉に彼を押さえつけた。


パニックに陥った彼らを、更なる悲劇が襲う。一体、また一体と、同じように変調をきたし、苦しみ始めた。やがてその場の龍全員が、正体不明の激痛に襲われる。


歌誉は歌をやめ、ただ狼狽える。

不可思議なこの現象が、しかし歌誉を魔族と疑うこの場において、憶測を裏付ける。

声がもたらした超常の力に、攻撃されているのだ。


地獄絵図に轟く数多の絶叫。


映像とはいえ、その迫力には全員が息を呑んだ。映画のような創作物ではないのだ。ある者は目を逸らし、悲鳴を上げ、中には嘔吐する者もあった。

遂に、始めに症状を訴えた龍がぴくりとも動かなくなる。絶命したのだ。そして後を追うようにして他の龍も動かなくなり、最後には、歌誉一人だけが残った。


混乱が否応なく収束していく。

傍聴席も言葉を失っていく。

転がる死体の山。

立ち尽くす歌誉。

消失する音。

暗転。

プロジェクターの駆動音がやみ、沈黙が下りた。


「嘘、だよね……歌誉」


暗転したスクリーンを向いたまま、桐吾の乾いた声。歪んだ半笑いで、同意を求める。


「これは何かの間違いで……きっと、違う。そうなんだろ、ねえ……?」


己が言葉の、どれだけ愚鈍で空疎な事か。

何が違うというのか。

思考が空転する。何度廻っても導き出される結論は変わる事がないというのに、何度も何度も空転する。手応えは、ない。

歌誉は嗚咽を漏らすばかりで、言葉は返ってこない。


「――決まりだな」


田路彦が、ぽつりと呟く。


「何が、決まりだっていうんだ……」

「七夜月殿はその歌を魔法の詠唱に代えて主である龍を殺した。これほど明確な証拠もあるまい。彼女は魔女なのだ」


違う!


そう叫んだつもりだった。しかし、声帯は沈黙したままだった。

虹子が宣揚し、終止符を打った。


「七夜月歌誉さんが魔女であると判断する方は――挙手を」

「虹子!?」


本来集計に必要なはずだった端末の操作を、虹子は指示に含めなかった。

もはや正確な数字を知る必要もない。オルテラの見せた映像は衝撃的で、確定的に過ぎた。議論を挿む余地は失われたに等しい。

元々歌誉を魔女だと認める事は想定の範囲内ではあった。

だがそれにしても、暴露された過去は虹子の意図以上に、皆の意志を大きく煽動した。


桐吾は振り返った傍聴席を見て――目の前が真っ暗になる。

講堂は、挙手で埋め尽くされていた。

人である事を否定し、魔女である事を肯定する意志の数々。

数えるまでもない。全員がもれなく、その手を挙げているのだから。


「私、は……」


歌誉は虹子を向いたまま、振り返る事が出来ない。痛いほどの視線が突き刺さっているのを感じる。酷薄な結果である事は、生徒会役員の顔色で十全に知れた。

針のむしろ。もう助けはない。


「……賛成多数。アシハラはここに、七夜月歌誉さんを魔女として認定します」


ここに決した。

歌誉が初めて享受し得た平穏は、もはや影もない。彼女を庇護する殻は失われ、彼女を包んでいた笑顔は例外なく猜疑へと変貌した。


「それではこれから――」

「私は……ッ!」

「――歌誉さん……?」


過去を曝され、逃げ道はない。

彼女に唯一残されているものは、声だった。

何かが決壊した。激情に任せるまま、歌誉は初めて声を大にして叫んだ。


「私は、育った……人と、してッ!!」


突如、舞台のスポットライトが派手な音を立てて割れた。歌誉に近い位置から連鎖的に破裂していき、砕けたガラスが雨のように降り注ぐ。

傍聴席から悲鳴が上がり、場は騒然となる。


「落ち着いて! 歌誉さん! もうこれ以上は、本当に取り返しのつかない事に……ッ!」

「知らなか……ったッ!」


田路彦の拳銃に火花が走る。反射的に手放したそれは、床に落ちると同時に粉々になる。

拘束していた手錠が壊れ、歌誉は自由になった両手で頭を抱えた。

悲痛の訴えは、しかし皮肉にも超常の力を促し、彼女自身を魔女だと裏付けていく。


「怖かったッ! 一斉に、苦しいって! 動かなくなって! みんなみんなみんな!」


暗闇にきらめくガラスの雨に身を裂かれながら、


「わからな、い! どうして、こんなに事なった、のかッ!」


風が渦巻き、吹き荒ぶ。混乱を助長していく。

傍聴席の皆が背もたれに身を隠しながら、声高に、罵声や怒声、悲鳴を上げた。


自覚なき魔女は、幼子のように感情を爆発させる。何もかもを巻き込んで、風は勢いを増し、収集のつかない事態に発展していく。


「人だった! 人だった! 魔女じゃない、魔女なんか、じゃ……ッ!」


一番近くにいた田路彦は突風に飛ばされ、頭を強く打っていた。

虹子の静止も届かない。

巳継でさえ風に阻まれ近づけない。


傍聴席では、出口に近い者から我先に逃げようと殺到し始めていた。中には銃口を歌誉へ向ける者もあった。視界の確保も難しいこの状況下、何の役にも立たなかったが。ただ縮こまって事態の鎮静化を待つ者も、大勢いた。


最悪の状況。

最低の結末。

絶望の渦中。

そんな中で、ただ一人。

たった一人だけ――



混迷を究めた裁判所へ、衣緒は遅ればせながら到着した。異様な雰囲気を放つ法廷の中、何事かと慌てて二階席から身を乗り出す。

憂慮の色の濃かった瞳は眼下に展開するその光景を見て――安堵の息をついた。


「やれば出来んじゃんよー、童貞少年」


そっと微笑しながら、保健医は頬杖をついたのだった。



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