妹妖怪の妖々跋扈

・スマートフォンはエヴァの使徒のようにではなく「貴方は食べてもいい人類?」という妹のようにやって来た。核兵器を使って恋焦がれるような殺戮や平和な人間から殺掠するには人間の矜持よりも壊す覚悟が必要なのであって無抵抗でも没交渉でも関係なく食らいつくさなければならない。

・科学によって地球が不毛な惑星になるまで繁殖する気でいた人類に対して地球は原発事故で人類をもっと短い期間で死滅させることができるという声明を発した。もちろん知識人や社会運動家や労働者たちは政府を攻撃できる口実ができて喜び哲学者や宗教家は人生が無意味だという実感を得て満足した。

・脳内遺伝子をパラジクロロベンゼンで配列変換させたネギを振り回す困ったちゃんは子宮内存在の鼓動を揺らぎ神話の観測者効果として増殖させたのでマイクラの素材として発散させないためのMMDドラマによって日常をガチャで確率論的に収束させるゆっくりしていってね♪がGMとして人狼になった。

・順応主義は大衆資本主義においてはそれ自体生産と流通の基盤でありその予算がどれ程国家全体のために使われないとしても資本主義的には口出しすることは許されない。しかし問題の本質は上品な偽善や意識高い系に対する日常のネタ消費やDQN叩きにあるのではなく平和憲法による祝祭の永続化にある。

・自分達の惨めさを神々の下品な萌えの属性によって流通させることが必要なのはネットにおけるポルノの需要が大衆消費における適切な表現形態としての価値を持っているからである。百合が特権性を持つのはネット上に流通しつつも恋愛の水準を純粋に維持しておくためだがBLは逆に恋愛をポルノに近づける。

・健康な人よりも障害者の方が暮らしやすい世の中になるということが病院の拡大と医師の権力維持のために必要だということは薬品の知的財産権を巡る闘争によって的確に表現されているがそれで現場にいる看護師達の仕事が減るということには決してならないし病気の治療法が確立される度に要求は厳しくなる。

・金を儲けるために利用しなければならないからこそ借金は資本拡大のために価値を持つのだが金が有り余っているのに消費のためにしか自分に意味を見いだせないとするなら適度な安全の配慮と延命が問題のすべてになるのであって、テロとの戦いなしには日常の退屈さに耐えることなどできないのだ。

・革命が学生向けの信仰になったのは自分達が軽蔑している大衆に解放の期待を託すほどおめでたい頭脳を持った知識人が自身に疑念を抱き熱狂を思い出として回顧するためなのだが働かずに毎日遊んで暮らせるという地獄の生活に耐えるには哲学を享楽の玩具として物自体の穴に挿入を反復しなければならない。

・特に生産的な活動もせずにぶよぶよしている透明な享楽の核がキャラクターの服を溶かし膣を繰り返し刺激するスライムという形象をポルノゲームが発明したことに人類は深く感謝しなければならない。異世界ファンタジーが最初に戦わなければならないのはスライムであり反知性的なゴブリンがそれに続く。

・冒険の書がクラッシュして初期化される度にあああああという名前で俺の嫁を課金額によって自慢するのは少年少女の淡い青春よりも特権的でありうること。放射能のノイズを収束させる運命の赤い糸を重力と速さと解釈によって引き寄せることは殺戮を無限ループとして構造化することで妹を召喚する。

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