第4話 坂之上剣が知る神橋沙奈江の過去
俺と神橋沙奈江との関係は1年と3ヶ月が経過していた--
--15ヶ月前--
俺が中学2年の時、当時の俺は学校に行かず、ずっとSNSの世界に浸っていた。世間で言う所の『引きこもり』という種族だ。
その時の俺は何事にも冷めやすく、生きることに嫌気が差していた。
そんな時に出会ったのが沙っちゃんだ。
1つ上の沙っちゃんは学校に行ってるものの、酷い虐めにあっていた。
正直、見ていられなかったぐらいだ。
だから、俺は行動しようとした。だが、沙っちゃんは俺を止めて抱き締めた。
この時の俺は何故だか全く分からなかった。後から風の噂で聞いたところによると、あの後沙っちゃんはいじめ問題を一瞬で解決したそうだ。
だけど、解決したにも関わらず、沙っちゃんは一度も心から笑わなかった。俺といても何をしていても心から笑わなくなった。
そして、今の神橋沙奈江という1人の人物は誕生した。
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