悪魔たちの仲間になった元人間

上山基也

プロローグ

「俺は無力だ……」





「俺はクズで最低な奴だ……」





「俺なら助けられた……俺ならいつでも動けた……」





「バカだなぁ……俺はバカだったんだなぁ……」





「いつから自惚れてたんだっけ……」





「自惚れてた自分はどうかしてるよなぁ……」





「もう……元には戻れないよなぁ……」





「神様ぁ……もし、やり直せるなら、もう一度チャンスをくれるなら……」





「俺を今の俺みたいにしないでくれよなぁ……」





「頼んだぜぇ……神様ぁ……」








なんだ?今の夢?

俺が死ぬ未来?

後悔して死ぬ夢?

最近、似たような夢をよう見るけどここまでリアルなのは初めてだ……

俺、死ぬの?


起きてすぐそんな事に珍しく長考していると今すぐ家を出ないと学校に遅刻する時刻になっていた。

「げ。ヤバいよね?」

今日遅刻すると次の週末は俺の部屋で先生5人と仲良く自習だ。流石にそれは嫌なので、急いで支度し学校に向かった。

その時にはもうそんな事忘れていたが、俺はこの夢の真相を知るのが遅かった。


その夢は本当に未来からの伝言メッセージだという事を

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