プロローグ「最後の食事」

白剣の名前はドイツに伝わる伝説の聖剣バルムンクでいくとする。

まあそれほどこの剣はクオリティが高いのである。

重さはスーパーのパンパンに詰まった袋一個分ってとこか。

次に黒剣を持つことにした。

俺はこの剣を両手で持った時、この剣に心を奪われそうになった。

俺はすぐに黒剣からは手を離した。

このままもっていると自分がなにかの欲で押しつぶされそうになったからである。

この黒剣は魔剣で名前はレーヴァテインとする。

この二つの剣を厨二病当時に買った武器ケースに入れ部屋の隅に置いた。

武器ケースとは、2メートルほどあるジュラルミンケースのことである。

明日は休みだから厨二病ごっこは明日にしよう。

ここからが俺の日常である。

まず、リアルタイムで見れなかった今期アニメをみる。

その後、音ゲーをやったりギャルゲーをやったりする。

それをしていると気づかないうちに時間が経っている。

これをしている間は何を考えなくてもいいから一番いい。

「絢介ー!ご飯だから降りて来なさい!」

俺はパソコンをシャットダウンさせ、一階へ向かう。

リビングに入るとお父さんとお母さんがテーブルに座っている。

ご飯、鮭、味噌汁、おしんこが置いてある。

ザ・日本食といった感じである。

「いただきます!」

「召し上がれ」

俺はご飯を味噌汁と一緒に胃の中に流し込む。

鮭の骨を一つ一つ丁寧にとって口いっぱいに頬張った。

「落ち着いて食べなさいね」

「わかってるけど腹減ってるんだ!」

「マナー良く食べない人は彼女なんてできないぞ」

「はいはい」

「明日は何するんだ?」

「普段通りアニメ見て寝てるよ」

「そうか。たまーには外に遊びでも行くんだぞ」

お父さんが俺に目を合わせずに言う。

どうやら俺にこういうことを言うのは嫌らしいな。

「ごちそうさま」

ご飯も食べ終わったため風呂に入ることにした。

鼻歌を交えながら入浴し風呂から出たらコーラをがぶ飲みする。

俺の1日は大体こんな感じで終わる。

10時前に就寝するのが俺だ。

だからほとんどリアルタイムでアニメなど見れない。

明日は休みだからゆっくり寝る。

それが俺のポリシー。

次の日が休みならゆっくり寝るのである。

もちろん目覚まし時計など不要である。

部屋の隅に置いてある武器ケースを抱き枕代わりに寝ることにした。

俺は部屋の電気を消して眠りについた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る