艶めく乳房に吐息を重ねて
あなたの背中を掻くのは
爪痕を残したくて 交じりたくて
色づく乳房に 顔を当てさせるのは
熟れゆく頬を 見せたくないから
人肌は熱いくらいが丁度いいのかしら
ちょっとだけ温くしてくれないかしら
情熱を感じたいんじゃないのよ
優しさを感じたいだけなの
愛してる 好き
そして、私を呼んでくれる名前は
単純だけど それが好きなの
何もお返しはないけど
母性はお返しになるのかしら
もし、この世に口がなかったら
言いたくもない恥ずかしい声を上げることもないけど
もし、この世に口がなかったら
あなたと重ねた唇の感触がなくなるのは
悲しいから
だから
朝が来ても私が起きるまで
眠っていてちょうだい
あなたの寝顔が見たいから
でも
もう旅立つのね
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます