ショパンの絵画に恋をした

私は美男が好きじゃないからね

素朴なあなたに恋をした

惚れた理由としたらあなたの

瞳かしら


火曜日4限のデートの待ち合わせ

場所はいつもの音楽教室で

生徒の人ごみに紛れて

歌を歌うの


ショパン

私が歌を上手く歌えないのは

あなたが私を後で

ずっと見ているからで

決して歌が下手ではないのよ


ショパン

歌声が響くよ

仰げば尊し


月日がたっても私の声は

あなたに届かないのかな

だってあなたは何も

返事してくれないから


わかってますよわかりますとも

あなたと私は次元が違う人

だから私は好きと言えない


ショパン

ねぇ少しは歌が上手くなったと言ってよ

試験の合間に練習したんだから


ショパン

怒られている私を見て

何も思わないの?


ショパン

私は歌うよ

ソプラノが安定した大舞台


ショパン

私の後ろには

もういないけど


大好きだよ

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