第11話 眠り


眠りに落ちるまでの 物語

若き 母の横顔 記憶


お日様の匂いしてた オヤスミを

思いだして月を見上げた


疑いもなく 安らぎだった

イマ 僕は あの温もり 求めてるのか

君を抱きしめてた 季節は遠ざかるよ 何処へと…


届けたい言葉は ひとつのLove

甘く遠く 想いを込めて

オカエリを待ってる ひとつのLove 

ずっと この場所で

すこし切ない月夜さえ 

今日は 優しく見えたんだ…



同じ物食べ 笑えた瞬間は

翠(ミドリ)萌えゆく春の初め


誰かと繋がれてる あの奇跡

いつも気付く時は手遅れ


確かな事は ナニヒトツない

疑いはこゝろの穴 空けただけ

君は信じていた 僕を含めた世界を いつでも…


届かない言葉も ひとつのLove

明日はきっと 暖かいでしょう

オヤスミと星空 つぶやいて

君の夢 見よう

明けてゆく空 戻れない時間を

静かに告げている…



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