第156回『永遠凝視者』→落選

 サラリーマンが行き交う週明けの駅前に預言者が現れた。

 なんでも、遥か未来のことをピタリと言い当てるそうだ。

「七百兆日後の世界は……」

 なっ、七百兆日といえば、二兆年後じゃないか。

「月曜日です」

 人類が生きていればな。

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