2013年の詩

愛おしい日々

流れる季節が

繰り返される季節に戻って

時間が立ち止ったような

『あの時』を思い出す


何も無い という単調な日々が喜び

何でもあった という日常の気付き

何でもない存在が 大切な存在になった時



ありがとう という感謝を初めて知った

ありがとう と言われる感動を初めて知った


だから

それでいいと思おうと思う



戻らない

どう 願おうと

『あの時』の前には


だから

進まなくてはと思う

あの人の笑顔の分も

笑えるようになりたいと願う



大切な人を 大切にしていますか

『あの時』の後悔を 今、しないと言えますか


今を生きている


それは

単調で平凡な

愛おしい日々

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