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  • 第62話への応援コメント

    最後まで一気に読ませていただきました。
    黒死館とかあの時代のノリをいまの時代の作家さんがやるというのがとても新鮮で、しかも魔性の兄弟や興梠家の人々と美術の迷路-「ごっこ」じゃない重さを具えていて、とても読みごたえがありました。
    作中の時代って、歴史のネタバレを知ってしまっているわたし達だけの感覚かもしれませんが、華やかで未来に向かう蝶のようなモダンな時代が脱皮して蛾が出てくるような、あやうさが魅力だと思います。この時代背景で、女学生が何か妖しいものに変化するという構図は迫力があります。
    興梠探偵社シリーズも読み進めてみます。

    作者からの返信

    ありがとうございます!
    @Kayo1984様が記してくださったお言葉、しっかりと胸に刻ませていただきました。貴重な時間を割いて読んでいただき、(実際は書き手が書いた以上に)深く読み解いてくださいましたこと御礼申し上げます。今、喜びを噛みしめています。そして、この物語を書いて良かった!と心から思っています。小栗虫太郎氏は私の敬愛してやまない作家ですので、黒死館の名を出していただいたことも光栄の極み。何より《華やかで未来に向かう蝶のようなモダンな時代が脱皮して蛾が出てくるような、あやうさが魅力……》
    拙作をこんな鮮烈で美しい一行に昇華していただき、書き手冥利に尽きます。頂戴した全てを燃料に、また創作を続けていきます。
    本当にありがとうございました!

    *興梠探偵社シリーズは、〈阿修羅〉でひどい扱いをした興梠響をもう少し幸せにしてやりたくて書きました。その分、@Kayo1984様には物足りないかもしれませんが、少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです。