現在までのあらすじ★コンパクト版(2019年9月23日更新)

 クドクド長文&長編な本作「人生は彼女の物語のなかに」の現在までのあらすじ(コンパクト版)です。

 ネタバレありの章ごとのあらすじ紹介となっております。



【第1章】

 主人公の女子高生・レイナの交通事故死。肉体の死。

 けれども、彼女の魂は異世界の魔導士アンバーの力によって、異世界にあるアドリアナ王国の王女・マリアの肉体の中に誘われてしまった。

 金髪碧眼の超絶世美少女のマリアであるも、ニンフォマニアでサディストな絶対に表に出してはいけない人の形をしている悪魔のごとき人物であることを、アンバーとマリアの兄のジョセフ王子(兄妹であるも、この人はちゃんと人の心を持っている)から知ることとなるレイナ。

 そして、本来の肉体から追い出されたマリア王女の魂は、本作の最大の敵である魔導士フランシスと手を組み……



【第2章】

 まるまる章をつかった、ジョセフ王子&アドリアナ王国魔導士 vs 魔導士フランシスとの戦い。

 この戦いには、無力なレイナ、そして第1章にて何やら「人智を超えた存在」(以下、アポストル)の使いである美少年ゲイブより「やがて英雄になる」と啓示を受けた平民の青年、ルーク、ディラン、トレヴァーの3人も同行していた。

 フランシスの圧倒的な力に押されまくる、アンバー含むアドリアナ王国の魔導士たち。

 レイナとアンバーがフランシスに拉致されたりいろいろあったが……男たちの戦いの隙をつき、ついにマリアがアンバーを殺害してしまう。

 けれども、アンバーが迎えたのは単なる「死」ではなく、彼女もまたアポストルとなったのだ。彼女を愛していたジョセフは、慟哭の声を天へと響かせた。



【第3章】

 物語の視点は、3人の青年ルーク、ディラン、トレヴァーへと移される。

 この章は言わば、レイナも同行した仲間集めの章。

 彼ら3人は、本章にてもアポストルより、2人の男を探せとの2回目の啓示を受ける。

 この章でもフランシス一味の新たな魔導士たちの襲撃やらなんやらいろいろあったものの、レイナとルークたちは無事に2人の男(アダムとヴィンセント)へと辿り着く。

 そして、彼ら2人を探す過程で出会った2人の青年、ダニエルとフレディもともに、アポストルからの3回目の啓示を受けることに。

 本作のヒーロー”希望の光を運ぶ者たち”7人の集結。



【第4章】

 ”希望の光を運ぶ者たち”は、アポストルからの啓示(59年前に闇へと包まれた国を救う)のため、首都シャノンへにて、ジョセフ王子だけでなく、国王からの宣旨も受ける。

 船での旅も決定し、物語の舞台は”まず”港町へ。レイナも同行。

 だが、この港町にて、第1章よりフランシスが存在を匂わせていた魔導士サミュエルが登場……というよりも襲撃してくる。

 ※実はこのサミュエルと、”希望の光を運ぶ者たち”7人の中で唯一のおじいさんであり魔導士でもあるアダムは、”物心ついた時からの”知り合いである。

 サミュエルとの対決には、マリア王女を愛する者とマリア王女に恨みを持つ者も絡んできたが、ヒーローたちは誰一人として命を落とすことはなかった。

 ちなみにサミュエルとの決着はついておらず、おそらく決着は「延期」となっただけであると思われる。



【第5章】

 出港し、物語の舞台は海へと……

 影の薄い主人公であるレイナも同船している。

 天候的にはいたって順風満帆な航路ではあったものの、社会の底辺出身でありながらトントン拍子に英雄への階段をあがっている最中であるルークたちと、元から剣を手に地道に努力を積み上げてきた兵士たちの間には目に見えぬ溝が刻まれていた。

 しかも、それだけではない。ルークたちが乗っている船は悪名高き「ペイン海賊団」に”前後から”挟み撃ちされんと狙われてもいたのだ。

 ※ペイン海賊団の構成員の一部は、ルークとディランが過去に属していた団体の親方であり、”同僚たち”でもあった。

 

 ついに、船は「ペイン海賊団」に襲撃されてしまう。

 ルークたちは船を守らんと、海の獣のごとく卑劣でありながらも強いペイン海賊団相手に、船の甲板にて戦い抜いた。

 双方ともに多数の死者ならび負傷者は出たものの、実力はほぼ伯仲しており、戦いの結末は「引き分け」となった。

 それぞれ負傷はしているも、ルークたちヒーローの命は全員無事であった。



【第6章】

 第5章にて、アドリアナ王国側にとらわれたペイン海賊団の少年・ランディーによって始まり、ランディーによって終わる章。

 ランディー自身の過去への回想2本立て、ペイン海賊団の襲撃の爪痕を刻まれた船の様子(影の薄い主人公であるレイナにも物語のスポットライトが戻ってくる)、”初めての引き分け”に屈辱の炎がなかなか静まらぬ海賊たちの様子、そして、ちょっと個性的な新顔魔導士の登場などなど。

 次章より、ついに「エマヌエーレ国編」が始まる。

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