嘆きと渇仰と仰望の間

汐凪 霖 (しおなぎ ながめ)

まえがき

第1話 エッセイを始めるにあたって

 伸びない。

 まったくもって伸びない。

 地層のはるか下に沈んで石油となるのを待ってでもいるかのように、まったく光のささない暗闇の中に落ちてしまったのか。


 PV124。

 これが、2016年3月25日深夜現在、わたくしの作品の最大アクセス数である。

 うう、惨めだ。

 エピソードでは、最大PV46。

 涙も出ません。

 いったい何が、これほど注目されない状況をつくりだしているのだろうか。

 運営は、そうした分析を行っているのだろうか。

 真に勝れた作品(自分で言っちゃった! このひと、自分で言い切っちゃった! わぁ羞ずかしいっ)が顧みられない可能性など、その脳裏によぎることはあるのだろうか。


 いえ、☆やレビューが少ないことはいいんです(よくない。決してよくはないが)。それは私の実力であり、まだまだ勉強不足。未熟だということでしょう。

 しかし、このアクセス数の少なさ。

 失礼ながら、私がフォローさせていただいている、とある御方のアクセス数も覗き見てみた。

 ……。

 PV245。

 ええっ! すくな!

 だってだって、集計期間は1月からですよ。話数だって、四捨五入すれば20話までいくのに!

 めっちゃ面白いのに。

 生き生きした登場人物の丁丁発止と、その折れ具合が絶妙で、毎日マイページを何度も開くほど楽しみにしてるのにっ!

 納得できない。


 そして知った、O先生の神のごとき企画。

 絶対に読んでレビューしてくれる?

 正気ですか、O先生!

 この絶望的ななかに現れたメサイアに、衆生は殺到しますよ⁉

 無論。

 私もギリギリまで飛びつこうか迷っていた。

 しかし、飛びついたが最後、糸に縋りついたカンダタよりも私欲にまみれ、他の筆者さまがたに牙を剥くのに違いない。ああ、そんな醜い私になりたくない……。

 そうこうしているうち、運営からの無慈悲な一言がO先生を、そして私たちを貫いた。

「評価以外の☆をつけることは規約違反である罷り成らぬ

 イヤ、だって☆つけないとコンタクト取れないじゃん!

 そんな、一本道で道端の家に窓しかなくてドアがないなんて状況で、ほかにどうしろと⁉ 窓に紙飛行機投げ入れるしかないじゃないですか(涙)

 ……地道に自分の作品を読んでくれそうな、なおかつ自分が面白いと☆をつけられるお相手を探すしかないのね……。


 そうして私は彷徨った。

 検索では、「クラシック」、「バロック」、「ソナタ」、「ロンド」、「フーガ」と音楽用語や、「怪奇」、「猟奇」、「無惨」などの興味深い単語を入れて探しまくり、

「ああ、なんて素敵な作品!」

と、出逢えた歓びそのままに熱くレビューも入れた。

 けれど、それだけである。

 劇的にPVが伸びるはずもなく。

 心は暗黒に飲まれる。


 もう、私はだめなのか。

 まったくもって才能がないのだろうか。

 文筆家として、それだけに集中して生きていけるようには到底なれないのだろうか。

 絶望が押し寄せる。

 そして、思う。

 私以外にも、こんなに素敵な作品が数多く埋もれている。

 ちょっと覗いてみたランキング上位の作品の魅力と比べて、なんら遜色のない絶品なのに。むしろ、こっちのほうが私には面白いのに(なんたる失礼! しかし、本音である)。

 なんとかしたい。

 もっと、たくさんの人に読んでほしい(私の作品を、とくに!)



 そうして、わたくし、無い知恵を絞りました。



 ──ブログで宣伝すればいいんじゃね?



 ブログなら、リンクを貼れば すぐに作品へと ご案内できる。



 自分のだけでなく、ほかの方の作品も宣伝したい!



 だって、ちょっと皮算用。

 私の作品だけしか読まないブログ読者さまは、わざわざ『カクヨム』のアカウントを作ってくれるとは思えない。


 でも。

 もっと沢山の作品を読みたいと思っていただけたら?

 アカウントを作ってくださって、いろんな作者さまのレビューも書いてくださるかもしれない!


 しかし!

 個人情報に厳しい この時代。

 いくら筆名だとはいえ、勝手に私が作者さまがたを自分のブログでさらすわけにはいかない。



 そこで!

 まずは、ご了承を得なくてはならないのです。


 ところが、いま『カクヨム』ではO先生の尊き犠牲のもと、純粋な評価以外に☆をつけることは御法度となっております。コメントやメッセージを送る手段もなし。

 そこで申し訳ないながら。

 わたくし自身が高評価する作者さまにかぎらせていただいて、レビューの宣伝と感想にて「私のブログで宣伝しても良かですか?」とお尋ねします。「宣伝して!」って方は、ご自分の近況ノートに、『シオナギ アキコ』宛に、その旨をお書きください。それでご了承確認といたします。見逃すことのないよう、ユーザーフォローもさせていただきます。


 そして。


 アメブロにて、作品への直通リンクも きっちり 貼らせていただきます。


 わたくしなりの宣伝文も、おつけします。


それについて、このエッセイで報告もさせていただきますので、それを確認なさったら、近況ノートの記事を削除なさっても宜しいかと思います。

 

 とにかく『カクヨム』に読者さまが増えてほしい!

 私の作品も、私のオススメする作品も、もっともっと読まれてほしい!


 とりあえず、既にレビューをした方から順番に、ご了承を得るための質問を追加で記させていただこうと思います。


 どうか皆さま、宜しくお願い申し上げます。 

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