第62話 マジキチ新兵参上

自衛隊ってバカでも糞でも入れると実感した出来事ですね。はい。


観閲式から戻って一ヶ月ちょっとがたちました。いつ退職の意思を伝えるか考えている状況でした。もう辞めることは自分の中で決定してるので前より心なしか適当度が上がった気がします。あと毎日イライラしてます。そんな時に奴はやってきた


冬になって新兵が一人配属されてきました。秋にも入って来てたのですが、今回のは所謂季節入隊の隊員です。

某先任「お前名前○○(名字)って言うんだっけ?」

新兵「いいえ私の名前は△(下の名前)です」

うーん、天然君かな?この話を聞いた時はそう思ってました。


翌日は後輩が新兵を職場まで連れていったり世話をしたようですがかなりヤバいようです。

「あいつ通勤中とかにいきなりいなくなったんですよ。探したらBXのエロ本置き場にいたんですよ」あ、やべえわあいつ

そんなこんなでその翌日は自分と同期の二人で奴と一緒に通勤することとなりました。

案の定自転車で通勤中にいなくなりました。しばらくすると見つかりました。違う部隊に行こうとしたみたいです。

「あ、今日は○○隊に行くのかと思ってました」手前は○○隊じゃなくて△△隊の人間だろうが殺すぞ

そんな感じでその日は始まりました。課業中は別の部署にいたので直接見たわけではないのですが、相変わらず行方不明になったり食器を雑巾で拭いたりsyamuさんすら恐れるレベルのガイジっぷりを披露していたようです

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