(ちちんぷいぷいの補足)

いくつか調べましたので、ここに記しておきます。ネットで見た情報についてはURLも記しておきますので(最終閲覧:2018.10.6)。


以下、広辞苑第六版より引用

(一説に「智仁武勇は御世のお宝」からという)幼児が体を痛くしたとき、なでさすって、すかしなだめるのにいう語。また、手品などを子供に見せる時に、呪文のように唱える語。ちちんぷいぷい御代(ごよ)のおん宝。


以下、Dr.りんペンの雑学Labo<https://ameblo.jp/planet-rs/entry-10674747827.html>より引用

一説によれば、最初に「ちちんぷいぷい」と言った人は、江戸時代の三代将軍・徳川家光の乳母として有名な、春日局(かすがのつぼね)だったといいます。

春日局は、子供の頃の家光が泣き出してしまった時、「ちちんぷいぷい ごよのおんたから」と呪文を唱えて、あやしたとされています。

では、それは一体どういう意味の呪文だったのか?

実は、春日局が言っていたのは、「知仁武勇は御代の御宝」だったといいます。

知仁武勇(ちじんぶゆう)、つまり武士としての賢さ、強さを兼ね備えたあなたは、徳川家の宝なのですから、どうか泣かないで下さいという意味です。


以下、雑学の小部屋<http://www.union-net.or.jp/cu-cap/titinpuipui.htm>

より引用

「オナラの音」説。民俗学者の柳田國男によると、「屁こき爺」という昔話の中で出てくるもの。竹取りを家業にするおじいさんが藪に入って竹を取っている所に、地主が来て「そこにいるのは誰か?」と聞く。おじいさんは「日本一の屁こきが出来る翁」と答え、「ちちんぷいぷい」と(口真似で)見事な屁をこいた、というもの。

地主に気に入られたおじいさんは褒美を与えられ、このお話から良い結果を表わす象徴(=まじない)として使われるようになったとのこと。



……といったことのようです。

言葉の変遷は興味深いですね。






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