第98話何を望む

俺は此の第4層の世界に暮らしてどれ位の月日が流れたのだろうか?、そう言えば此の世界の試練の達成条件は「此の国否此の世界を一年以上生き続ける」と言う様な内容だったはずだ


だからこそ俺は赤い魔方陣を求めて旅を続けていた、だが肝心の赤色の魔法陣は俺が深海に存在すると思い調べても見つかる事が出来なかった


だからこそ俺は自分自身が実は此の世界に幽閉をされて居るんじゃないのか?とこの頃本気で思って来ている


まあ多分だが俺は此の世界で2年位生きているだろう、そう前回の階層から可成りの月日が流れてしまって居る


だからこそあの時に交わした約束は本当に守れそうも無いだろうな、あの二人は本当に今でも無事に暮らして居るのだろうか


だからこそ俺は罪悪感に苛まれているのだ、だからこそ俺は所詮口だけの人間らしい


そして俺は此の海底に存在して居た国の成れの果てを探検しつくしたので、だからこそ俺は又あの何も無い地上へと深海探査機に乗って地上に向かったんだ


本当に此の場所にも赤い魔方陣が存在しなければ一体何処に赤い魔方陣は存在するのだろうか?・・まあ考え事はもういいか


さて今の俺は2年否3年振りの地上への期間を果たす事に成功をした、だが外の景色は以前と全然変わる事は無かった本当に相も変わらずだった


だが如何やら人工物には如何やら変化が有る様だ


そして俺は自分が此の海底の探索をする前に建設をした建物が錆びだらけの状態に成り・・そして一部では穴が開いてしまって居たのだ


其れで俺はあの深海に有った有の空間に居たのは確か2年や3年の筈だ、其れなのに此のオンボロ具合は如何言う事だ


もしかして此の世界で一年生きろと言うのは「人間の時間間隔での一年」と言う訳ではなくて別の生物での一年間と言う事なのか


だとしたら俺は後何年間此の世界で生きなければ成らないと言うのだ?・・本当に気が遠くなりそうだ


そして如何やら目の前に赤い魔方陣が見え出したのだ、如何やら赤い魔方陣が現れ出したと言う事はもう此の世界から離れる事が許されたと言う事なのか


成らば俺は此の世界に対してもう何も未練も存在しない、だからこそ俺は次の世界に向けて歩みを進める事にしたのだ


それにしても次の世界は何だったけな此の世界に長く居過ぎたお蔭で過去の記憶自体が薄れてしまって居るのだ


だからこそ俺は自分が次に受けなければ成らない試練の内容を完全に度忘れをしてしまったので一生懸命思いだそうと努力をしたが結局思いだせなかった

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