第88話回想34

俺は此の異世界で暴れている・・そう息も吐かなく肉体も存在しない絡繰りの人形を壊し続けて居るのだ


そう此の作業を俺は何時まで続けなければ成らないのだろうか・・もう400体以上の絡繰りを壊して居るのに一向に絡繰り人形の数が減らないのである


そう壊せど壊せど新たに絡繰り人形が光に包まれながら召喚をされて居る所を俺は遠くから見て居たのだ


だからこそ何時に成ったらこの様な惨状が終わるのか解らないのだ・・だが相手は肉体が無い以上は向うは疲労感と言う物が無い、だからこそ疲れが感じないので幾ら此方が蹴散らしても別の絡繰り人形が新しく召喚をされるだけだ


だからこそ俺は無駄な行為をしているのだ・・まあ無駄ではないか此の絡繰り人形を分解をすれば木や糸に成るから其れを薪の足しに充分使えるだろう


まあ今行なうべき行為はこの様な騒動を起こした首謀者の確保と其の首謀者への迷惑行為をした事への贖罪を指せる事だ


だが残念な事にこの様な事態を起こした首謀者を此処等辺近辺に居るだろうと探して居ても見つかる気配が無いのだ・・だからこそ俺は以下に此の騒動を起こした首謀者がメンドクサイ相手なのかを知る事に成った


さて敏文さん達と逸れちまったからこそ又合流をしなければ成らないな・・そう俺が此の町の探索を決意をした時に後ろから悲鳴が聞こえて来たのだ


だからこそ俺は先ず最初に先程の悲鳴を聞こえる方に向かったのだ・・まあ敏文さん程の剣術の腕を持って居れば先程の二足歩行型殺人絡繰り兵器を壊す事なんて容易だろう


其れに保険として敏文さん達にリボルバー式拳銃を渡したからオートマチック拳銃の様にもしかしたら動作不良を起こすと言う確率が起きる


だけどもリボルバー式拳銃ならば動作不良に成る確率も低い筈だ・・だからこそ敏文さんが殺人絡繰り人形に負ける事は無いだろう


そして俺は先程の悲鳴が聞こえる方に走ったのである・・そして子供が今にも先程の殺人人形に殺されかける寸前と言う時に俺は先程の絡繰り人形に自動小銃の弾を打ち込んでやった


勿論念には念の為に脇差で絡繰り人形の中央をさして動かない様にさせたのだ・・如何やら先程の絡繰り人形は頭でも心臓の有る所では無く「大腸」が有る所を撃ち込めば止まる事を実験の結果わかった


まあ400体も500体も壊せば何処の部位を壊せば停止をするのかが一発で分かる様に成るのだ・・だが何方にしろ今は子供が助かった事を天に感謝をしなければ成らないな


そして俺は再び敏文さん達に会うべくこの街の探索を行った、だが中々落ち合う事が出来ずにいたのだ・・最悪の場合敏文さん達がジリ貧で敵と戦って居るかも知れないのだ


そう俺は同胞の死に様は今の所見たいと思っちゃいないので・・だからこそ「如何か敏文さん達が如何か無事で居ます様に」と祈りながら此の少し大きな町を俺は走っているのだ


そして俺は何とか敏文さん達と合流する事に成功をした・・そして敏文さんは「如何やら此の騒動は長く続く可能性が高いなあ」と呟いた


まあ犯人が見つからないし此の事件又は騒動自体何人の手によって行われているかすら分からない状態だから例え犯人が捕まえようが其の人間が実行犯だったと成れば「真犯人」が何処に居るかもわからない状況なので色々と面倒な事に成る


はあ黒幕よアンタは今何処で何を考えて行動を起こそうとしている

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