紅の鳳凰

皆麻 兎

第1章 亡失都市での調べもの

登場人物紹介①

主な登場人物


●セキ・ハズミ

性別:男

年齢:19歳

職業:剣士

趣味:茶道・着付け(洋服・和服両方)

▽本作の主人公。黒髪・藍色の瞳を持つコ族の青年。「国のために」という目的で、マカボルンを探し求めている。性格は明朗快活で正義感が強い。使っている剣は両手剣。

実は“世界三大勢力”の一つである大国レンフェン(モデルは古代中国・日本)の皇子。

“ハズミ”というのは、彼が6歳の時に亡くなった母親の旧姓。皇子であることを隠すために、旅人用の身分証明書ではこの苗字で登録を行っていた。皇子という事もあり、幼少の頃からいろいろと危ない目に逢ってきたセキ。そのため、ちょっとしたことではめげない打たれ強さと度胸を併せ持つ。ただし、自分の好きな事に夢中になると、周囲の存在を忘れるほど没頭してしまう所が欠点である。

セキという名前を漢字で書くと、「関」。これは、「関連性」・「関係を保つ」・「関わる」という意味合いから選んだ文字。セキの名前の由来はそこにある。



●ミヤ・クエズウラ

性別:女

年齢:(推定)18歳

職業:剣士

趣味:食べること

▽本作のヒロイン。冷静沈着な盲目の剣士。赤みがかった茶髪と白い肌から、魔法大国ミスエファジーナ(モデルは中世のヨーロッパ)原始の民・バルデン族の特徴を持つ。特徴としてはもう一つ、盲目のため、瞳が漆黒で開いているようには見えても、その瞳には何も映していない。しかし、なぜ盲目になったのか。なぜ、人間にとっては危険な魔刀を使用しているのか等、謎の多い人物。また、“ミヤ”という名前の由来は古代ミスエ語で「共存」という意味を持つ。(作者による造語です)

 物語の前半では、“クエズウラ”の姓を名乗らない等、謎の多さはキャラクター中で最多。彼女についての詳細は、物語を読むごとに判明していく。



●シフト・クレオ・アシュベル

性別:男

年齢:(推定)16歳

職業:格闘家

趣味:料理

▽銀髪・紅い瞳を持つ少年。16歳は自称年齢であり、本人は記憶喪失のために実際の年齢は不明。格闘家としては足技を得意とし、人間やオオカミくらいの獣ならたやすく蹴飛ばせる。また、動体視力も良い。性格は明るくて好奇心旺盛。年齢の割に、ませている。髪が長い美少年のせいか、よく女と勘違いされる事も多々あり。

 セキ達との旅の間で記憶を少しずつ取り戻していくシフト。実は伝説の召喚獣フェニックスなのだ。しかし、本人が「片割れ」と口走っている以上、完全ではないらしい。



●ソエル・カーブジケル

性別:女

年齢:23歳

職業:ガンマン

趣味:機械操作

▽旅人の中でもあまり見ない、銃を扱う女性。黒い髪と瞳を持つソエルの民族は、カルマ族という古代人“ククル”の末裔にあたる一族。一行の中で最年長者でもあるせいか、姉御肌で、面倒見も良い。

しかし、普段は元気が良くても心には深い傷を抱えていた。3歳の頃、レンフェンのコ族とカルマ族との間で起きた戦争で両親や仲間を殺されたという過去を持つ。そのため、セキを含むコ族の人間に対しては複雑な感情を持っているのだ。



●ランサー・ゼロ・ピカレスク

性別:男

年齢:21歳

職業:魔術師

趣味:読書・魔術研究

▽魔法学校の名門グリフェニックキーランを主席で卒業した魔術師。普段はおちゃらけているが、ここぞという時は全く違う表情を見せるという2つの顔を持つ。一行の中でも一番頭の回転が速いため、状況把握や判断に優れている。

自分の民族や家族の顔すらもわからない、天涯孤独の身。孤児院にいた所を、グリフェニックキーランのメスカル校長に拾われ、現在に至る。表向きな名目は“魔術研究と遺跡調査”が旅の目的だったが、そこにはセキ達にも関係あるある目的も隠されている。

普通の戦闘呪文から暗黒魔術まで、いろんな魔法を使えるランサー。しかし、精神感応能力テレパスに対して頭痛が起きるという意外な弱点も持つ。

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