第36話 あれっ! カクヨム様からメールがきたぞ
ついに私もBANされる日がきたのかとビクビクしたのですが、タイトルにレビュー使用許諾願いとありましたのでセーフだとわかりました。
なんのレビューなのかと見たら、『誰にでもできる影から助ける魔王討伐』の出版に際して私が書いたレビューを使いたいとファミ通文庫編集部様がおっしゃっているとのことで、その許諾依頼をカクヨム様を通して転送されてきたようです。
もしかしたらこの依頼は私だけでなくレビューをした多くの人にもされているのかも知れませんが、まぁ、自分が書いた文章を認められたというのは嬉しいことに違いありません。
そして、『誰にでもできる影から助ける魔王討伐』はカクヨムでは、おそらく1、2を争う作品だと思いますので、この小説の販売実績によってカクヨム様の明暗も分かれることになるでしょう。
私は毎日2ちゃんねるでカクヨムに関するスレッドをチェックしていますが、カクヨム駄目じゃん、盛大に失敗しろ、カクヨムざまぁ、みたいな意見がたくさんあります。もちろんカクヨム擁護派もいますが。
でも私はこう思っています。もしカクヨム様がこけたら、今あるWeb小説から書籍化へという流れも潮目をむかえてしまい、だんだん少なくなっていってしまうのではないだろうかと。つまり、書籍化ブームが終わってしまうということです。
そうならない為にも、『誰にでもできる影から助ける魔王討伐』を応援していこうではありませんか。
と云いつつも、実は私、現在の書籍化ブームには反対なんです。何故かと云えば、いくらなんでも書籍化しすぎってことです。確かに書籍化した作品はそれなりに面白いですし、表紙とか挿絵もついていいのですが、いかんせん数が増えすぎて似たようなテイストの作品が溢れすぎてます。それにその小説が完結まで書籍化される保証はないですし、出版社様も売れたら次巻を出すけど、売れなかったら終了というスタンスなのではないでしょうか? これだったら本を買ってくださって、続きを楽しみにしていらっしゃる読者様は置いてけぼりです。
私としては、カクヨム様にある作品を毎月1000作品ずつぐらいDVDにテキストデータとして焼いて、雑誌の付録にしてもらった方がいいです。何故かと云えば、作品を取り下げてしまう作者様もたくさんいらっしゃって、その作品が読めなくなってしまうことが結構あるからです。そんなときの為のアーカイブです。まぁ、黒歴史だといって嫌がる作者様もいらっしゃいますが、文化遺産ということで活動にご協力ください。
あと、ついでに書きますと、Web小説には書籍化以外の道もあると思います。書籍化、マンガ化、アニメ化、グッズ販売というのがサクセスストーリーかもしれませんが、そうなれるのは、ほんの一握りの作品だけです。その他の作品にももっと光が当たる機会があってもいいじゃありませんか。
例えば、バーチャルリアリティーの中にカクヨム様が書店を作ってそこにバーチャルの本を並べるっていうのもいいのではないでしょうか。バーチャルブックスとか名前を付けて、本を開くとカクヨムにある作品が表示されたり、音声合成で読み上げられたりして、いいんじゃないですか。誰かに表紙とか書いてもらって貼り付けができたり、ページを開くとキャラクターが飛び出して来たりしたら面白いでしょう。
このようにWeb小説にはまだ未来があると思います。だから皆様も文化遺産になる小説を書きましょう。
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