幸せの見つけ方
「いってきます」
僕は朝起きてすぐご飯を食べて学校に行く
義務教育ではない高校に通っている僕は
正直行かなくていいと思ってる
そこまで楽しくないし
むしろ楽しみなんてないに等しい
友達なんて所詮僕には作れないものだった
別に不貞腐れてるわけではないけど青春なんてどうでもいい
友達がいない僕にとって本当にどうでもよかった
如何にも常識的ではない思考
つまり思考がグレてしまったのはきっかけがあった
まぁよくある話だと思うんだけどね
両親共々両働きでね
ついでに仕事熱心ときた
僕よりも仕事を優先しちゃってるんだ
海外に行ってせっせっと働いて金だけは寄越して自分たちは帰ってこない
家にひとりぼっちで置いておくのが可哀想なのか叔母の家に僕を預けていった
そんな中途半端な慈悲なんていらねっつの
僕だって叔母の家に行けば多少他所者でも血は繋がっているから可愛がって貰えるのかなって期待してた
でもね、叔母にも子供はいるからそっちで精一杯みたい
僕なんか眼中にすら入ってないよ
まぁ、こんなきっかけがあってグレた思考を持つようになったってわけさ
じゃあ、幸せじゃないの?って言われたら「うん」とは答えないよ
だって結構幸せな方だと思うよ?
まぁ僕はちょっとズレてるからどうか分からんけども
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