第293話 母方の知合いと種族の新規出会い【おまけ⑭【語り部】】
マリアちゃん的には、うちのユウキどうなの?
「ほぇ?」
どうと言われましても、今日あったばかりですし、カイトお爺ちゃんくらいの凛々しい感じなら嬉しいですけどね。
マリアちゃんて、その歳で、年上キラーにでもなるの?
僕よりは、お姉様の方が可愛いし、スタイルもいいから学校に通うようになったら僕は心配かな?
心配て、もし初日に、告白してくる男の子がいたらどうするの?
「ま、その時は、その時に――」
何故だろうこんな小さな子に、一瞬悪寒くるなんて、多分気のせいよね?
「そうだ!」
「ん?」どうしたの?
ユウキ君についてですが、このままいくと『スケコマシ』になりますよ?
どう言う意味なのそれ?
スケは、女性と言う意味で、コマシは、口説くとか女性好きになったり、一人だけだとたりなくなり、モテモテ状態になってしまうて意味ですね。
凄いわね、マリアちゃん今日あっただけで、ユウキの性癖見抜くとは、笑えるわね。
あ、やっぱり解ってて放置してたのですね、流石お母様の親友て事ですね。
それに、まだ無自覚だけど、今回マリアちゃんに会ったから、もしかしたら一途になるかもしれないかな?
「何故僕なんですか?」
「あれ、無自覚なの?」
いえ、そう言う意味では無くて、これから成長していけば違う女の子を見ていく訳ですからそんな初恋の様なことがあっても、一時的な物だと思いますよ?
「う~~~ん」とね、ユウキて、基本的にね、自分の技術とか魔法とか私くらいに教えてくれるのと研究したりするくらい結構人に教える事てないのよ基本的に、ここにあると首に下げられているルビーより濃い宝石を僕に渡しながら話が始まる。
ユウキが、苦労して成功したのが、そこにある賢者の石と言う物なんだけどね、普通は、
そんな真剣な顔をして、フェアリーローズさんが一言話す。それだと、僕よりも凄い人は、結構いる事を伝えると、苦笑いしながらマリアちゃんの家族でしょと簡単な言葉を言う様に返事が返ってくる。そうですねとしか僕の口から言葉が出なかった。そんな会話をしていると、気になった事をに気付いたので、次いでのように、お母様の冒険者時代の話でも聞こうと尋ねると、今までニコニコして楽しそうに話していたフェアリーローズさんの顔色が変わる事が解った。
マリアちゃんそれは、ちょっとここでは、いえないかな?
ほらマリアちゃんのお母さんも近くに近づいてきているしと呟くお姉さんを見るといつのまにか、お母様がこちらに来ている。それもまったく気配をけして忍びかと思うくらい自然に湯船を移動しているが、普通なら湯船が揺れるはずが、何もそこにはいないよみたいな不気味な光景が見えた。
「フェアリー?」
「はい、スノー様!」
お母様が近づくとお姉さんは、何故か敬語に変わっている。それもお風呂に浸かっているはずなのに、僕も影響をうけているのか寒気がする。ここは、僕もこの場所から離れて、ウィンお姉様と楽しく遊んでいるルナちゃんの所に行かないとと心の警報がなっている事に気付くといつのまにか、僕の横に空気をよんだかのように、リーヴスラシルが横にいる。
「姫様そろそろ、あちらで皆さんとお話されたら如何ですか?」とタイミングよく声をかけてくれる。僕は、心からほっとした気持ちで、頷きリーヴスラシルと一緒に、ウィンお姉様達がいる所に、ゆっくりと近づく様に移動すると後ろから声が聞こえる。マリアちゃん? と声が聞こえるが振り向くのが凄く怖いから出た言葉が、お母様と冒険時代の話を楽しんでととどめをさすような爆弾発言をなげてウィンお姉様の所へとリーヴスラシルと一緒に急いだ。何故か後ろから心からの声が聞こえた気がしたが振り向いたら負けな気がして、そのままウィンお姉様の所に向かうのだった。
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